鳥取県日南町産の「日南トマト」の出発式が17日、同町内選果場であった。標高400~600メートルで栽培され、甘さと酸味のバランスの良さ、果肉の厚みが特徴。昨年初めて突破した販売額2億円の維持を目標に、11月上旬までに前年比22%増の548トンの出荷を計画している。
同町のトマト栽培は1971年に始まり、出荷量は県産の約3割を占める。西日本豪雨の影響で全国的に品薄となった昨年は、1キロ450円となる単価高騰により、販売額が過去最高の前年比16.5%増の2億400万円を記録した。(山陰中央新報社)
『日南トマト』は標高400〜600mの準高冷地の豊かな自然のなか、朝晩の寒暖差を活かした栽培により、トマト本来のしっかりとした甘み・酸味・香りがあるのが特長です。古くからの産地ということもあり、ハウスの老朽化や高齢化などで作付面積が減少傾向にありましたが、町の支援もありIターンによる新規生産者が増え、ベテラン生産者による技術指導や、共同選果場の更新など産地が一丸となり新規生産者の後押しをしています。
キャッチフレーズ『人がすき 日南がすき トマトだいすき!』が象徴するように、これまで以上に消費者に親しまれる産地を目指します。(JA鳥取西部)