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ラテンの血が…

2012年05月04日 | Weblog
2日に行われたセリエA第36節、フィオレンティーナ対ノヴァーラの一戦で、
試合中にフィオレンティーナのデリオ・ロッシ監督が、MFアデム・リャイッチを殴るという事件が発生した。
フィオレンティーナは試合後、同監督を解任したと明らかにしている。

まさかの残留争いを強いられ、緊迫した状況下にあるフィオレンティーナは、
降格決定を避けようと意気込むノヴァーラをホームに迎えた。勝てば残留がほぼ確実となった
フィオレンティーナだが、前半の30分までに2点を先行され、苦戦を強いられる。
ロッシ監督は32分、リャイッチに代えてMFリカルド・オリベイラを投入した。

すると、交代に不満のリャイッチは、ベンチに戻りながらロッシ監督に向けて拍手。
これで両者は口論を始めると、リャイッチが親指を立てて皮肉たっぷりの態度を見せたことに、
ロッシ監督が激高。猛然とリャイッチに食ってかかり、スタッフの制止を振り切って手を出した。

イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、普段は冷静な姿勢を貫くロッシ監督に対し、
サポーターは支援のチャントを歌ったとのこと。だが、アンドレア・デッラ・ヴァッレ名誉会長は試合後、
イタリア『スカイ』で、ロッシ監督の解任を発表した。

「監督解任の決断を下した。深刻な振る舞いだったからだ。明日、もっと冷静になってから話そう。
ロッシとは話した。彼は素晴らしい人で、こういうことにふさわしくない。とても残念だ。
だが、今夜の彼は非常に深刻なことを犯してしまった」

フィオレンティーナはクラブの公式ウェブサイトで、デッラ・ヴァッレ名誉会長のコメントとして、
ロッシ監督の解任を明らかにしている。クラブは3日に新監督を発表する予定で、
内部のスタッフが昇格すると見られている。

なお、試合は後半、フィオレンティーナがMFリッカルド・モントリーヴォの2ゴールで同点に追い付き、
勝ち点1を手にしている。ノヴァーラはセリエB降格が決定。フィオレンティーナは勝ち点を42とし、
降格圏の18位レッチェとの勝ち点差を6とした。フィオレンティーナは次節でレッチェと直接対決を迎え、
引き分け以上で残留が決まる。

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