フィギュアスケートを観るのが好きでして
機会があれば観ているのですが
あれは心臓が痛くなる競技でもありますね。
私と同じくピアノを習っていた友人は
『あれは心臓に悪くて観ているのが辛い、身につまされる…』
と話していました。確かに
「練習でいくら上手くできていても
評価されるのは、本番1回だけ」
という点では、演奏と共通するところがありますしね。
ある選手のお母さまは、ジャンプの度に
目をつぶってしまうなどとお話されていました。
(まあ、ピアノの場合目をつぶっても聴こえるので
はらはらしながら聴くことになるのですが。)
演技を見ていると
『音楽に乗って』表現している選手 と
『音楽に合わせて』表現している選手
がいるのだなあと思います。
言い方は似ていますが、違いますよね。
音楽に乗っている演技は、本当に魅力的だなあと思います。
ピアノの演奏でも同じことで
練習して練習して、正確にきっちり弾けている演奏は、
うん、上手だねとは思えても、魅力は乏しい。
音楽に気持ちが乗って
集中力が音楽とぴったり一体となって(酔うのとは違います)
そんな演奏ができるように
生徒さん達をサポートできたらなあ、と思います。