MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

というわけで本日はラテン

2010年02月13日 | 音楽教室

前々から、気になっていた
クラシック一本の生徒さんのリズム感。

シンコペーションが重いのです。
裏拍の取り方も雑になりやすい。

ポピュラーを弾くと、顕著です。

グレードの試験内容には
10~8級に伴奏付け
7~6級に即興演奏というものがありまして
どちらもまず、伴奏を付けてもらうのですが

グレード試験官をしておりますと
まずほとんどの生徒さんの伴奏は
ブン チャッ チャッ チャッ(4拍子)か
ブン チャッ チャッ(3拍子)

それも、大抵
『和音を正しく弾く』事でいっぱい いっぱい
他の伴奏形で弾ける余裕はありません。

恐らく、この生徒さんの引き出しには
この伴奏形しかないと思われる。

それが悪いとは言いませんが
客観的に見て、楽しくはなさそうです

というわけで、
今年のレッスンのテーマに選んだ一つが
脱・クラシックの伴奏』。

9級・8級くらいから
4拍子の伴奏なら
8ビート・ボサノヴァ・マンボ・サンバ・ビギン
くらいは教えておこうかと思いまして
実際、今年から始めているのです。

即興やるよーと声をかけると
「ええ~」とのりの悪かった男の子達には大変好評。
難しくても、何とか弾こうとしてくれます。

簡単な8ビートより
ややこしいボサノヴァ(サンバも同じですが)に
より意欲がわく模様。