ミュージカル「ヨゼフ」がアニメ映画化

アンドリュー・ロイド・ウェバー氏とティム・ライス氏作のミュージカル「Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat　ヨゼフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」に、アニメ映画化の計画があるそうです。（写真は、DVDプロダクションからで、カラフルな衣装をまとったダニー・オズモンドさんです。）

作者のロイド・ウェバー氏が、ミュージシャンのエルトン・ジョン氏と一緒に、STXモーション・ピクチャーズの協力の下、ファミリー向けにアニメとして映画化を計画していると、ラスベガスで開催されたシネマ・コンで、3月28日に発表されました。

ジョン氏のロケット・ピクチャーズとロイド・ウェバー氏のリアリー・ユースフル・グループが、一緒に映画を制作するそうで、キャスティングや制作日程については、まだ発表されていません。ロイド・ウェバー氏とライス氏は、映画のために新しいナンバーを作る予定だそうです。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面をクリックしていただくと、2014年の全米ツアーのハイライト映像をごらんいただけます。

作品は、聖書に登場する予言者ヨゼフと他の息子よりも彼を深く愛する父親のヤコブ、嫉妬のあまり彼を奴隷として売ってしまう兄弟達の物語を、ポップなナンバーで綴ったミュージカルで、全てを失ったヨゼフは、夢の解釈者としてファラオの信頼を勝ち取ります。
「ヨゼフ」は、ロイド・ウェバー氏作曲、ライス氏作詞で共作されたミュージカルの中で、公に公演された最初の作品です。最初は、1968年にコレット・コート学校で、わすか15分の作品として上演され、翌年、コンセプト・アルバムとしてリリースされました。完全な形での初上演は、1973年にウェストエンドで行われ、その後イギリス内でいくつもの商業上演を経て、1976年にブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージックで、アメリカでの初上演が行われました。
その後、オフ・ブロードウェイでの公演が行われ、1982年にオン・ブロードウェイ公演に発展し、ロイヤル劇場（現在のバーナード・B・ジェイコブズ劇場）で747回に渡って上演されました。1982年のトニー賞では、作品賞、脚本賞、作曲賞を含む7部門でノミネートされましたが、残念ながら受賞は果たせませんでした。1993年11月からミンスコフ劇場で、231回に渡ってリバイバル上演が行われました。作品のブロードウェイでの詳細は、こちらからどうぞ。

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