ホノルルは大げさに言えば、夜がないのです。不夜城。世界中の人が、深夜まで海岸をぶらつきます。朝方の3時4時頃に人数がやや少なくなりますが、5時にはサーフィンを楽しむ「夜明けサーファー」で賑わってきます。33階の部屋から見ると、山側(ゴルフ場向こうの住宅地)も、夜8時でまだ明るい感じです(上の写真)。
ここ10年ほどの間に少々変わったこともあるでしょうが、2015年の今年特にホノルルで気がついたこと変化をご紹介します。多少の偏見と季節・時期の違いはあるのでしょうが。
1)ハワイ観光客でベビーカーなどを押した若い日本人夫婦が多くなりました。未就学児童を連れた夫婦も多くなったと思います。私のワイフの意見では、「小さな子ども連れて外国旅行に出かける感じが分からない。自分たちにはその経験がない。もし資金的な余裕があったとしても、子どもも迷惑だろうし、面倒見る夫婦も心底楽しめないのでは?」とのこと。モット若いころのノスタルジーか子どもへの世界観植えつけの為かも。でもかわいそうに、飛行機の中でも、ワイキキ浜辺でも、子どもや赤ちゃんの泣き声で大変でした。10年前にはこんな事態はなかったです。
2)日本人中高年婦人たちの団体の姿が少なくなりました。10年前には、どこのホテルでも、ショッピングセンターでも、この人たちは眉をひそませたくなる行状が多かったと思います。今回は、特殊な中高年婦人たち(フラやウクレレなどの団体はいましたが)は、全体的に個人連れが多く、若い家族(息子や娘、孫)の後ろから静かにくっついていくお婆さんと言う感じの人が多いように思いました。中年夫婦連れは、以前より多くなり、これはリピーターの人たちだろうと思われました。婦人団体は減少傾向に思えました。
3)中国語、韓国語のお客が非常に増えた感じでした。どこのホテルかは知りませんが決まっているようで、団体バスでパック型の客が乗り付け、道をふさぐ形で、カバンを引きずる格好は以前の日本人客と好く似ている感じです。ご存じ、とっさの時日本人は狭い歩道で 道の左側に避けますが、中国人、韓国人はとっさに右側に避けます。したがって道で衝突することになります。中国人は大声で、中国語で話し合いながら歩きますので推察がしやすい感じ。韓国人は無口な人が多いのでしょうか、ぶっつかると、韓国語でたぶん「ごめん」と言っているのでしょうか。いずれにしても、どの国の人か、推察しながら歩くようになりました。10年前にはなかった現象です。
4)これは以前からだったのでしょうが、私が今回強く印象に残ったことです。色々な舞台でハワイアン・フラを見る機会に恵まれました。フラを踊るダンサーたちがとても自然なスマイルを見せます。作り笑顔ではなく、真実のスマイル顔です。舞台横でも舞台に上がっても、100%の自然な笑顔はなかなか真似の出きるものではありません。私もスマイル顔を作ってみましたが、難しいものでした。特に舞台に数多く上がって踊るとき、全員の顔を見てみると、真面目な顔をしたダンサーは一人もいません。スマイル笑顔です。フラの学校があると聞きます。子ども時代からフラを習うのでしょうか。きっと、はじめはこのスマイル顔を自然に身につける訓練があるのではないかと思いました。スマイルは本当に自然です。(下写真は舞台横で)