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妹(いも)をこそ あひ見に来(こ)しか 眉引(まよびき)の
横山辺(へ)ろの 鹿猪(しし)なす思(おも)へる
=巻14-3531 作者未詳=
あの子に逢いたくて来たのに、それを家の人は私のことをあたかも横山あたりの鹿か猪のように思っているとは。という意味。
「眉引(まよびき)」は、横山に掛かる枕詞。「横山」は、多摩の横山のことと思われ、府中から八王子にかけての多摩川南岸の丘陵地帯をいう。
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碑文:
伊母乎許曽安
比美爾許思可
麻欲婢吉能興
許夜麻敞呂能
思之奈須於母
敞流
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この万葉歌碑は群馬県高崎市の高崎自然歩道、マップ11地点:高崎商大分岐点手前に建っている。