飛鳥への旅

飛鳥万葉を軸に、
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中将姫説話コレクション5:「中将姫一代記」下巻(読本)

2009年10月22日 | 中将姫伝説を訪ねて





(中将姫継母のはからひにて雲雀山にて殺害にあわんし給ふ)
14才-継母が姫に男があると讒言し、父豊成が怒り留守中に松井嘉藤太に命じひばり山で殺させようとする。しかし嘉藤太は姫を助け、瀬雲が身代わりになる。

(豊成公雲雀山に猟し給ひ中将姫に逢給ふ)
15才-嘉藤太死す。豊成が国岡将監にさそわれてひばり山に狩りをし、姫に会う。姫帰京し照夜の前は投身自殺する。


(中将姫当麻寺にて剃髪し給ふ図)
16才-入内の噂さに、姫当麻寺へ行く。
17才-天平宝字7年6月15日出家して法如と名乗る。


(弥陀観音の二大聖蓮の糸を以て大曼荼羅を織給ふ)
蓮茎を集め糸を繰り井戸を掘って染色し曼荼羅を織る。
28才-宝亀5年、母の供養を行う。


(岩井新七 清女にれんぼの図)


(法如禅尼臨終廿五菩薩迎接)
29才-宝亀6年3月14日来迎をうけて往生。
   終わりに練供養のことが書かれている。