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モーツァルトCDの風景3:聖ペーター教会(ザルツブルク)

2011年07月21日 | モーツァルト
 1127年の創建当初のロマネスク様式はほとんど見られなくなり、17~18世紀の改修によるバロック様式の建物となっている。ホーエンザルツブルク城がつらなるメンヒスベルクの山の下に位置する。メンヒスベルクの山肌をくりぬいて作られたカタコンベが独特であり、モーツァルトの姉ナンネルの墓もある。
 モーツァルトはこの教会で「ミサ曲 ハ短調<ドミニクス・ミサ>K.66」を1783年に初演している。


19世紀の絵画(1850):聖ペーター教会 メンヒスベルクの山腹から人々が見下ろしている

<モーツァルト:ピアノ協奏曲第1番K.37・第2番K.39・第3番K.40・第4番K.41 ヤンドー(P)、ヘギイ指揮/ハンガリー管弦楽団 (NAXOS 8.550212 輸入盤)>
1767年に少年モーツァルトが父の指導のもとラウバッハなどの曲に編曲して仕上げたものといわれている。のちのモーツァルトらしい典雅な響きを感じ取ることができる。
「ピアノ協奏曲 第2番」はショーベルトの作品を扱った第二楽章が面白い。後年の傑作No.21の第二楽章の萌芽が見られる。
「ピアノ協奏曲 第3番」は第2楽章はエッカルトの作品1の4の第1楽章の編曲。甘美なメロディ、気の利いた転調はいかにも時流にかなっている。第3楽章にエマニュエル・バッハの作品が使われている。
「ピアノ協奏曲 第4番」は第2楽章はラウバッハの作品の借用。フルートのやわらかい音色がメランコリックな旋律をいっそう引き立てている


現在の聖ペーター教会

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