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向島を巡る

2009年03月31日 | 散歩
   今日は車で出掛けたついでに、向島界隈を巡ってみた。
   水戸街道(6号線)の「言問橋東」を右折すると、すぐに牛嶋神社がある。
   車は牛嶋神社境内に駐車OK。
   牛嶋神社と隅田公園は隣合わせなので、とても便利である。




1.牛嶋神社
   牛嶋神社は隅田川の東岸、もと水戸徳川邸跡の隅田公園に隣接して鎮座している。
   牛島の由縁は、天武天皇の時代(701~764)に隅田川に沿う旧本所一帯の土地を昔「牛嶋」と呼び、
   国営牧場として設置され、天保元年(701)にはこの地区を浮島牛牧といい、
   その鎮守として牛嶋神社と称したとのこと。
   正面の鳥居は珍しい三輪鳥居である。

  撫で牛
   江戸時代から庶民に親しまれた「撫で牛」(なでうし)が祀られている。
   文政八年(1825)奉納の青銅製。体の悪い所と同じ場所をなでると病気が治るという牛の像。

   本殿前には狛犬の代わりに狛牛があるのが特長。




2.隅田公園(墨田区向島側)
   関東大震災後、帝都復興計画に基づいて、火除け地として造園された。
   東京大空襲による被害や、高速道路工事・防潮堤工事で一時期荒廃していたが、
   現在では埴樹・散歩道の改修などによって、面目を一新している。
   園内には「水戸徳川邸旧阯」と刻んだ石柱、藤田東湖の「正気之歌」詩碑がある。
   園内には桃や桜が見られ、桜は5分咲き程のようだった。

   水戸街道を松戸方面に戻り明治通りを左折してすぐの、「無添くら寿司」で昼食。
   100円寿しのわりには、ねたも新鮮で旨かった。
   なぜここで昼食を摂ったかというと、ここの駐車場に車を停めて、
   向島百花園を散策できることである(1時間程度ならOK)。




3.向島百花園
   仙台の出身で、日本橋の骨董屋佐原菊塢が、寺島のこの地に3000坪の土地をもとめて別荘とし、
   交流のあった文人・墨客(蜀山人・亀田鵬斎・加藤千陰・村田春海ら)とともに、
   三百数十本の梅の木を植えて造園にあたった。
   「百花園」とは、「四季百花の乱れ咲く園」という意味で、
   早春の梅、水仙、福寿草から始まり春、夏、秋の山野草、秋の萩などの植物を植栽し、
   四季それぞれの花の野趣にみちた庭園となった。
   春夏秋時折寄ってみたい場所である。

   桜では、気品のある江戸彼岸桜がほぼ満開で見頃を迎えていた。
   ぼけ、花桃、みつまた、レンギョウ、ユキヤナギの花木や、
   コデマリ、雪割草、イカリソウ、ヒマラヤユキノシタ、などが咲いていた。
   きぶしの実が垂れ下がっているのも風情があって面白い。

向島百花園の万葉歌碑はこちらです。

   

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