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駒込から白山・小石川へ(五人の会)

2009年03月28日 | 散歩
           (上の写真は六義園しだれ桜。クリックすると大きく表示します)

 五人の会メンバーのTSさんが3月初旬に突然他界した。1月の築地・月島散策での元気な姿からは想像もできず、ショックで言葉もなかった。
今日は故人を偲びながらの散策となった。
松戸駅9時30分集合、「JR駒込」下車スタート
花曇りの陽気で、4月が近いというのに北風が冷たいようだった。


1.六義園
   元禄15年に川越藩主の柳沢吉保が築庭した回遊式築山泉水庭園。
   和歌に詠まれた名勝、紀州和歌浦の景色などを再現した。明治には岩崎弥太郎の別邸になったこともある。
   内庭大門にあるシダレザクラが今日は満開!。

   中の島「妹山・背山」は男女の関係を表現しているとのこと。


2.駒込富士神社
   前方後円墳ともいわれている。駿河の富士浅間を祀る神社。
   氏子をもたず、富士講組織で成立。地元の人は「お富士さん」と呼んでいる。
  駒込天祖神社(神明さまと地元で崇敬される古社)に立ち寄る。
  昭和29年造営の社殿。神社近くに子育てと縁結びの地蔵尊が祀られている。


3.吉祥寺
   多くの学僧が集まった禅学(曹洞宗)の学問所である。
   戦火をくぐりぬけた山門。七堂伽藍を有したが大戦で焼失。わずかに山門と経蔵だけが難を逃れた。
   二宮尊徳、榎本武揚らの墓があり、恋人吉三との悲恋を伝える八百屋お七の塚も立っている。


4.南谷寺<目赤不動尊>
   赤目不動と呼ばれたこともある江戸五色不動のひとつである。


5.白山神社
   創建は天暦2年(948)といわれ、1000年以上の歴史をもつ神社。
   アジサイの名所としてよく知られる。歯痛にご利益がある。
   昼食は小石川植物園そばの、そばや「斉藤庵」で、寒かったので温かいそばを食す。
   食事のあとは体が温かくなったばかりでなく、日差しが出てきて気温も上がり暖かくなってきたようだ。



6.小石川植物園
   都心で森林浴が楽しめる日本最古の植物園、めずらしいサクラの木が見られる。
  サクラはソメイヨシノ系は未だ3分咲きといったところ。
  ソメイヨシノ系の品種が多く見られ、満開時は色とりどりのサクラで覆われるようだ。
  山桜系はほぼ満開のようだった。
  山本周五郎の「赤ひげ診療譚」の舞台になった小石川養生所を前身とする東大教育実習施設で、
  16万㎡の園内には温室・庭園・樹林などがあり、約4000種の植物を栽培する。
  ニュートンのリンゴの木、メンデルが実験で使ったブドウの木もある。

  薬用植物園を栽培している畑はこの植物園の中心をなすもので、
  めずらしい花が咲いていた。


  沖縄原産のシマサルスベリの巨木が並んでいるが、花は小さくて目立たないそうだ。
  敷地内には本郷から移築した美しい洋館造りの旧東京医学校本館もある。


6.播磨坂桜並木
  120本の桜並木だそうで、今日は文京区桜まつりの会場として賑やかであるが、
  桜の花は未だ1分咲き程度で、折角のまつりが華やかさに欠けていた。

7.伝通院
   徳川家康の生母お大の方、二代将軍秀忠の長女千姫が眠る浄土宗の寺。
   開創は応永22年(1415)江戸時代に幕府の庇護で大伽藍を整え、僧侶の学問所ともなった。


8.小石川後楽園
   中国の風物を盛り込み水戸黄門が完成させた。
   水戸徳川家の中屋敷として造り始めた回遊式築山泉水庭園。朱塗りの通天橋。
   今日はかなり歩いて皆足にきているようなので、正門を見て終えることにした。

   このあと、「JR水道橋」駅から御徒町駅で降り反省会を行なった。

(過去の散策リンク)2003/04/10 桜満開の小石川植物園

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