市川万葉植物園

　ひさしぶりに秋晴れの一日なので、散歩に出かけた。
「市川万葉植物園」ー武蔵野線で市川大野駅下車徒歩５分と、
我が家からは３０分たらずで着く。
ここには約１５５種の草木が、万葉時代の名称と、その草木にちなむ万葉歌が添えられていて、楽しみながら園内を散策できる。
休日のわりには訪れる人も少なく、時期的に秋の花々の開花はもう少し後なのだろう。
咲いていた花は、「ヤマハギ」、「ムラサキシキブ」、「ミズアオイ」、「フジバカマ」、「オトコエシ（オミナエシ科）」などであった。
水辺に垂れ下がったムラサキシキブの紫の実がとても優雅だ。
紫米という古代米がめずらしい紫の稲穂を垂れていた。
でこぼこで年輪を感じさせるニワトコの木というのが興味を引いた。

　　　　（秋にちなむ万葉歌を一首）

　　「萩の花　尾花葛花　撫子の花
　　　女郎花また　藤袴朝顔の花」　（山上憶良）