みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『モヒカン故郷に帰る』観ました。

2018-05-23 16:00:00 | 邦画
2016年:『モヒカン故郷に帰る』製作委員会。 監督:沖田修一。 WOWOWからの録画。

日本初のカラー映画、『カルメン故郷に帰る』(1951年・松竹)。
全然関係ないですけど何となくタイトルが似ているな~とかの程度で観てみました(^^;
主演は『ぼくのおじさん』の松田龍平。

 
扉絵。右下に連絡船が小っちゃく走ってます(^^;   船を降りると懐かしの故郷、戸鼻島。

結婚の報告を兼ね、婚約者の由佳を伴ない七年ぶりに帰郷した栄吉。
生活の当てもなく、ほとんどプーの身である彼を「なにが結婚かあ」と激怒する父・オサム。

 
実家(酒店)の壁には栄ちゃんのポスターだらけ。  久々の親子の対面だが....。

しかし現実に由佳のお腹には新しい命が育っている。これは認めるしかないだろう。
近所や知り合い連中を集めて盛大に結婚を祝う田村家。
呑み過ぎて倒れたオサム。いつものこととして家族も軽く受け止めたが、
医者からは末期癌との意外な診断結果を聞かされる。

 
音楽で稼ごうと栄吉は上京、だが現実は厳しい。   「俺、もう無理だわ」またメンバーが辞めていく。

オサムは無類の矢沢栄吉ファン。自分の子どもにも”栄吉”と名づけたくらいである。
そんな父親を見続けた幼い栄吉が成長したとき、”東京に出て音楽で一旗上げちゃるわ”と
決心したのも無理のないことだったかもしれない。
だが栄光を掴みとれるのは、どんな世界でもごく限られた少数の者だけだ。
成功の女神は、栄吉の存在には気づいてもくれなかったようだ。

 
珍しくおだやかに対話する父と息子。        結婚式はつつがなく進行。

オサムの死期間近。珍しくなごやかに対話する父と息子。
そして迎える結婚式の顛末が、この映画の構成上のピリオドになっています。
観た後の感じはまあまあ良かった。少なくとも不快な印象は残りませんでしたね。
松田龍平も『ぼくのおじさん』よりも表情のある演技で中々でした。

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