~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

幸福って

2016-10-25 18:16:12 | 日記

10月25日は、息子が倒れた日です。

夕方5時くらいの空の暗さが、あの日と同じだと

思いました。

今日のような雨は降っていなかったけれど…

通り過ぎる救急車の音が、今日は胸に刺さるよう

でした。

走った後に、疲れたと言ってグランドに寝転がった

息子の心臓がなぜ止まってしまったのか

その答えは神様だけしか知らないのかも

しれません。

初女先生に「何年経っても悲しいよね」と言われ

先生の膝に顔をうずめて何度泣いたことでしょう

今日、家に帰って来ると、初女さんの写真展の

実行委員会からお手紙とポストカードが届いて

いました。

少しふくよかで、若々しい初女先生が笑って

います。

初女先生と出会えたから、悲しみはあっても

前を向いて生きて来ることができました。

 『すんなり、するすると幸福になることは

 なくて、生きていれば何度でも繰り返し

 苦しみがやってきます。

 けれども苦しみは決して苦しみだけに終わる

 ことなく、いつか喜びに変わります。

 苦しみなくして刷新ははかれません。

 真の幸福は、苦しみの中にあってこそ

 実感できるものです。   佐藤 初女』

初女先生、私はするすると幸福になると

思っていました。

初女先生に出会って、本当の幸福を知ることが

出来ました。

有難う、初女先生

有難う 創

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2 コメント

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複雑な日ですね (楽楽茶)
2016-10-25 22:54:34
こんばんは、すなおさん

たまたま見たTVに フランスの一流シェフが出てました。ジョエル・ロブションというお方。
『料理は人間を愛さないと作れない! 料理とは 食材の生命を破壊すること!』


言葉は強いけれど、根っこは、命を食べさせていただいてるという意味なので、初女さんを思い出しました。


家族を失う感覚は 体験しないとわからないですね。いくら想像力が豊かでも やはり体験した人にしかわからない事はたくさんありますね。

私は一人で生きていくしかないことや 孤独死の可能性を覚悟して 過ごしていますが、孤独がゆえに、時々気持ちがしぼみます。 けど 自分でたち直すしかない これもまた宿命なんでしょうか…
寂しくて誰かにすがりたい、甘えたい時があります。仕方ないので一人でTVを見ながらお酒に頼る日々です。そういう心境になったときに、すなおさんは どうしていますか?

腹をくくりました (山崎 すなお)
2016-10-26 23:21:01
私は、苦しくて悲しくてその日一日を生きるのがやっとでした。その時、誰かに助けて欲しいと心から思いましたが、助けてもらえるという程度の問題ではなかったんですね。
それで、腹をくくったのです。誰にも助けてもらえないから自分で向き合うしかないと…それから道がひらけていきました。
初女先生は孤独というか、弧というものをよく知っていた方だと思います。だから、あれほど深い思いをお持ちだったのだと思います。
辛い苦しい時は、何か手の込んだことをするといいと言われていたと思います。

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