moonpool

魂のため息

原生林に音のする

2011年06月16日 | 詩・詞
原生林の音がする
方へ
歩いてゆく

道などない場所を
転ばないように

木々の間からこぼれる
日差しの音

鬱蒼とした暗がりの
影の笑い声に

朝露の名残が
鳴り響く

そのすべての音を掻き消すように
原生林に音のする

わたしの歩み
わたしの呼吸
わたしの存在

ガイガーカウンターの数値は
ここでも揺れてしまうのか


hinan

2011年06月15日 | 詩・詞
批難が出て当然だ

死ななくていいものが
死んでしまった

救えていたであろうものが
死んでしまった

せっかく助かったというのに

殺されたも同然

不思議だね

普段我々は
寛大にルールを無視している

なのに
大きな事件・事故
それらを包む環境は
頑なにルールを主張する

ゆえに迅速な対応が
できにくい

そちらの言い分もわかるけど

その結果がもう出ちゃってるよ

死ななくていいものが
死んでしまった

救えていたであろうものが
死んでしまった

せっかく助かったというのに

殺されたも同然

避難訓練
それはルールにも該当する

危機管理の緊急避難的処置
仮設住宅予定地の前々からの確保
何より正確な情報の提示

個人的には
火事場泥棒の刑罰を重くすること