星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

ふたたびのみち、大師道。

2015-12-07 | 散策・旅
ふたたびのみち、と書いたのには複数の意味がある。
7月に六甲山の大師道を歩いたときに、ここは秋の紅葉が見事ですよ、
とすれ違った人に教えてもらい、再度訪れたという意味。


夏の大師道の青紅葉(7月26日)

11月22日にここに来る途中、平坦な道で倒木の枝に右足をひっかけて
転倒。血が止まらず早々に下山して断念。そのリベンジという意味。


森林植物園(11月22日)

そして、これが本来の意味。
再度山大龍寺の縁起によれば、弘法大師が入唐の前に、旅の所願成就
を大龍寺の御本尊に祈願。無事帰国後、上京の途中に「ふたたび」
この山に籠って七日間秘法を修法した。弘法大師が再び登山されたこと
から「再度山」と呼ばれるようになった
そうだ。



<自分メモ>
●11月22日のプラン
新神戸駅~布引の滝~布引貯水池~トゥエンティクロス~森林植物園
(この後は未遂)~修法ヶ原~猩々池~大師道~諏訪山神社~JR元町駅

●12月6日のコース
JR元町駅~諏訪山神社~大師道~猩々池~大龍寺~市ケ原~布引貯水池
~五本松堰堤~布引の滝~新神戸駅(出発地を逆にして短縮コースに)


というワケで、ここから先は12月6日に歩いたコース。
曇っていたので写真が暗いのが残念。


諏訪神社の階段を昇ると、拝殿の左横から大師道につながる道がある。
途中の木々も緑、橙色、赤が混じってきれいだった。


大師道。名前の通り、弘法大師はこの道を歩いて大龍寺に向かったのだろうか。


大師道。すれ違った女の人に、こんにちはと挨拶すると、晴れていたらここは
もっときれいんだけどねぇ!川にも紅葉が映って真っ赤でね、とのことだった。


猩々池。この貯水池が完成したとき、村人たちは酒樽を用意して池の畔に代官を迎え、
「猩々」の謡曲で宴に興を添えたそうだ。歌舞伎で見た「猩々」を思い出した。


大龍寺の手前にある日本料理の店「鯰学舎」の庭を横から拝見。


大龍寺の参道の入り口付近で。
こちらからはお寺の赤い大きな山門ではなく、仁王門から入ることになる。


大龍寺の境内は一面すっかり銀杏の絨毯だった。
ご本尊の如意輪観音菩薩立像は国の重要文化財。7月に拝観したときは年に一度の
ご開帳が終わった後だった。その日は本堂の上まで登り、再度山山頂と、その手前
にある弘法大師自作の「亀石」までお参りしてきた。


大龍寺の山門(赤門)を出て車道を渡り、市ケ原に向かう道。
山門前のバス時刻表を見ると土日のみ運行。さらに12月~3月は運休のようだった。
この方面にバスを利用したい人は神戸市バスによく確認しないとね。


布引貯水池


ダム湖百選のひとつ。


布引貯水池


五本松かくれ滝


五本松堰堤

短いコースだったのに、帰宅して右ひざの傷を確認したらうっすら血が
にじんでいた。病院で診てもらったし、もう痛みは全くないんだけどね。
ともあれ、2回に分けたけれど、大師道紅葉編はこれで完結とする。


<いまさらながら看板・標識の表示 自分メモ>
施設名と地名の両方の表示があるので整理してみる。

●再度公園と修法ヶ原池
「再度公園」のなかに「修法ヶ原池」と外国人墓地がある。

●布引貯水池と市ケ原
新神戸駅のほうから行くと、布引の滝を経て「布引貯水池」がある。
その先の櫻茶屋前の階段をおりた河原が「市ケ原」。
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