星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

ととさんの名は~をやっと見た!

2009-08-23 | 観劇メモ(伝統芸能系)
淡路島に用事で出かけたついでに淡路人形浄瑠璃館に寄ってきました。
高速で淡路島の最南端、淡路島南インターで下りてすぐ、大鳴門記念館
の中に人形浄瑠璃専用の劇場があります。







もう1時間早くつけば通常はやっていない「日高川現在蛇鱗渡し場の段」
が見られたんですが。
この日見たのは「傾城阿波の鳴門」順礼歌の段。人形の解説が約10分、
上演時間30分のコンパクトながらもワクワクするひととき。
日高川は見られなかったけれど、あの女性の口がガバッ!と開く「ガブ」
という特殊な首(かしら)は、解説の時に見せてもらえちゃった♪

さてと。「傾城阿波の鳴門」順礼歌の段。
「あ~い~ ととさんの名は十郎兵衛 かかさんはお弓と申します~」
祖父が生前、趣味か何かでやっていたらしく、子供のころ何十回、何百
回と聞かされたこのフレーズ。
そのくせ私自身は舞台を観たことはなく、人形浄瑠璃でこの演目を見る
のはナント今回がお初でした。この日に用事があってヨカッタ(?)







お鶴ちゃんがあまりに不憫で・・・。
よその子が母親に髪を結うてもらうのが羨ましい、とか、子供の一人旅
で人の軒下に寝て「た、た、叩かれたり・・・」のあたりで、もううる
うる。
お弓さんが、別れ際に自分の櫛で娘の髪を梳いてあげるところでウッと
こみあげてしまいました。
淡路人形浄瑠璃館では太夫さんも三味線の人も女性が多いそうで、この
日もそうでした。人形遣いさんは男性オンリーのようです。
ア~ア。あの話の後に悲劇が起きるんだよねえ~。
つづく「十郎兵衛屋敷の段」は2年前に素浄瑠璃で聞きました。

お芝居の後に、文楽では見たことのないプチ見世物が♪
舞台上の屋敷の襖がどんどん開けられ、奥へ奥へと進むたびに襖の模様
や景色が変わってゆく・・・というミニミニ・ショー。
ウサギさんが餅つきしてたり、絵の中の猫の目が動いてたり。
面白かった~。
人形を持たせてもらって記念撮影もしたし♪
家人も人形にすっかり興味を持った様子。よしよし。
秋には徳島のジョールリ100公演にも行きたいな。
橋が混みませんように・・・。

さてと。かな~り遅めのランチ。
(ふと、やぶ萬の鯛めんが頭をよぎったのですが)同じ建物内のレスト
ランでたこめしセットを注文。蛸のやわらか煮がなかなかいけました。
(最近、現地でガッカリすることが多かったので、ホッ。)







お土産の記事はあらためてアップしよっと。


玉三郎を食べちゃった♪(このブログ内の関連記事)


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2 コメント

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淡路人形浄瑠璃館 (かしまし娘)
2009-08-29 20:26:56
ムンパリ様
ウッキャ~!
私の憧れの場所やないかいなぁ。
淡路人形浄瑠璃館
いつか行こう行こうと思いながら…
羨ましいぃ!
ちょっと変わった玉三郎にも会えたみたいで、
ヨカッタヨカッタ(笑)
返信する
1000円のおかげです~♪ (ムンパリ)
2009-08-30 02:54:55
かしまし娘さん♪
淡路島には明石海峡大橋ができて以来、交通費が高くてなかなか
行けなかったんですけど、今は1000円高速のおかげで気軽に
行けるようになりました♪

徳島の阿波十郎兵衛屋敷も行ってみたいですが、なんといっても
淡路島はルーツ!
大阪の文楽も、徳島の阿波人形も、全国の人形も淡路島から
伝わったということなので、そういう見方をすると興味深いです。
村歌舞伎と現代の江戸歌舞伎・上方歌舞伎のようなものかな?
あ、人形浄瑠璃館とは別の場所に「淡路人形浄瑠璃資料館」
というのもあって、うちのおじいちゃんはそちらで習ったの
ではないかと思います。
http://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/index/page/dbb2afd6c95a4c8fc86b63d694339cda/

お弓さんが美人だったので、かしらの名前をうれしそうに
尋ねたところ、「老けおやま」ですと!
じぇんじぇんカワイクないやんっ。
返信する

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