akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

寒い…

2005-12-19 | Weblog
今日は寒い。
雪景色も、冷たい北風も木枯らしも大好きなのだが、四季を感じさせる風情のない東京の寒さはいただけない。
雪の代わりにイルミネーションが季節を知らせ、待合室のストーブがやけにありがたかったあの感覚は、例えば駆け込んだ電車の座席シートの足元か。

故郷酒田は例年にない大雪で一面銀世界らしい。
小さい頃は、吹雪の中を登校隊を組んで泣きながら学校に通ったものだ。
村外れには吹きだまりができて、自分たちの背よりも高く積もった雪の道を、降りて村へと滑りこんだ。最近は温暖化の影響か、大雪と言ってもそこまで降ることはなかった。

ああ、天空から降りて着地したばかりのふわふわの雪はおいしかった…。囲炉裏や煙突付きのストーブは、独特のにおいがあったなあ…懐かしい、などと年寄りくさいことを考えていたら、ふと思いだした。
昨日の子どもたち!

ランチタイムに「先生、サイン書いて~!」「あたしも~!」集まってきたのはいいが、
「先生、何歳?」
にこにこ気をよくしている私は仏の笑みで「何歳に見える?」
すると間髪入れず「40歳!」
マジかい!
「…本当?先生、ショック…」(T_T)
「え~!じゃあ、38!」「36!」「35!」
ううう、君たちはなんて素直なんだ…
「…まじでそう見える?」(- -)
さすがに気を使ったのか
「あ、20歳!?」「20歳に見える~」
…君たちはいい子だ…

子どもは風の子。罪がなくて、屈託なくて、元気なのがよろしい。
昨日の公演終了後、降り積もった真っ白な雪にはしゃいでいた子どもたちの姿を思い出す。
自分も、いつまでも風の子、のつもりだが…こう寒さが堪えるのは歳のせいか。

空を見れば、オリオン座が頭上に輝いている。今夜は月と星がとてもきれい。
乾燥した寒い夜の特権。
東京の冬も、まあ、捨てたもんじゃないか。
コメント (2)
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