不二麿先生ありがとう！

長女が中一から三年間お世話になった不二麿先生が亡くなられたと知らせが入った。
バレー部の顧問でもあったが　「大人が口出しをすると自主性が育たない」と
試合中のタイムや選手交代もすべて子供たちが考えながら活動していた。ように思う。
相手にどんどん点を取られて行く姿を見て、保護者たちがソーレとかドンマイ　ドンマイとか
応援の声がエスカレートして、ついに審判から保護者退場！を言い渡されたほどだった(笑)
そしてその矛先が先生の方針や、今まで言いたかったことの要望に繋がって大騒ぎになってしまった。
残念ながら卒業までいちども勝ったことはなかったが、弁当の時間は、お母さんたちが腕を振るい
大盤振る舞いの御馳走がブルーシートに並んだ。たぶんこれは　どのチームにも負けない最高点だったと思う。

不二麿先生だからこそ、言いたいことを言って本気本音でぶつかれて　教師と親の思いの壁が外されたのだと
今だから思う。楽しく懐かしい思い出が昨日の事のように思い出された。

定年後は保護司を引き受けられて、道を外し刑を受けた子供たちが、社会に適合できるようにと真摯に向きあい
悩み、相談、仕事探しに飛び回っていたと思う。
不器用で、情が深く、少しせっかちで、駆け引きをせず、誠実に、実直に生き抜いた９６年。
大好きな神様と、大好きな家族に支えられて大往生で人生を閉じられました。
不二麿先生長い間お疲れさまでした。そしてありがとうございました。