Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

社会のwindow

2014-03-10 01:15:45 | Weblog
 体長140mmの僕はいつも臆病で、自分の世界から飛び出せずにいる。

 だけど、僕はそろそろ次のステージに進みたい。僕はきっと寂しがり屋で、僕はきっとみんなに見られたい。縮こまった弱い姿すら衆目に曝すかのように、ありのままの自分を見られたい。時にこぼれくるひと滴の涙さえも親愛なる人々に飲み干されたい。

 僕はやがてきっとビッグになる。EDはいつも過去形で、天空目がけてこの青空を駆け昇る。誰も手の届かない未知なる世界を目指し、青筋立てて僕はゆく。やる気に満ち満ちたさわやかな朝の勢いそのままに、僕は入道雲をTENGAに絶頂する。

 なのに、その刹那、やる気のグラフが放物線を描くかのように、僕はまた昨日の僕に逆戻る。心のファスナーを下ろし、いつもいつまでも自分の皮に閉じこもる僕がいる。


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