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2016年夏休みマレーシア・タイ旅行記 2:クアラルンプールの国立プラネタリウム

2016-09-17 | 旅行記:2016 マレーシア・タイ
Photo:マレーシア国立プラネタリウム(プラネタリウム・ヌガラ)


1:クアラルンプール街歩き駅歩きからの続き


マレーシア国立博物館の入り口の駐車場脇に、プラネタリウムの入口を示す看板が掲げられている。


屋根付きの階段をてくてく歩いて登っていく。
年中蒸し暑い熱帯の街クアラルンプールで、屋外の階段を歩くのはかなりキツい。数分も歩くと全身に汗がにじむ…

すっかり汗をかいた頃、ようやく丘の上のプラネタリウムに到着。
マレーシア国立プラネタリウム(プラネタリウム・ヌガラ)だ。





マレーシア国立プラネタリウムでは1日に数回、数種類の全天周映像作品をローテーションで上映するプログラムが組まれている。
上映を鑑賞するには各回毎にチケットを購入する必要があるが、プラネタリウム館内への入場そのものは無料。
プラネタリウム館内には宇宙開発関連の展示室があり、ちょっとした宇宙科学博物館となっている。



プラネタリウムの上映が始まるまで、しばらく館内の展示を見て歩く。


火星探査のコーナー。
お馴染みNASAの火星探査ローバー「スピリット/オポチュニティ」と着陸機「フェニックス」の模型。


何故か、かなり気合の入ったロシアのソユーズロケット打上げシークエンスに関するパネル展示も。
ソユーズロケットを射点まで移動させる鉄道の機関車や控車の写真まで大きく載っている。


ソユーズ宇宙船の展示も気合が入っている。




ソユーズ宇宙船については帰還カプセルのカットモデルまで用意されているこだわりよう。
…マレーシア国立プラネタリウムにはロシアの宇宙機ファンの学芸員でもいるんだろうか(笑)


宇宙服。これもやはりロシアの、ソコル宇宙服。




宇宙服の「バックパック」部を“ご開帳”した状態での展示は珍しいような。

最後に、世界各国の宇宙探査の“一番乗り”の記録を紹介するパネル展示を見ていたら…



我らの小惑星探査機「はやぶさ」を発見!
人類史上初の小惑星からのサンプルリターンの偉業はマレーシアでもしっかりと紹介されています。嬉しいね!

宇宙科学展示を見終えたら、いよいよプラネタリウムの投影ドーム内へ…




これがマレーシア国立プラネタリウム(プラネタリウム・ヌガラ)のご本尊様。
日本製、ミノルタ(現在のコニカ・ミノルタ)の投影機が鎮座まします。




マレーシア国立プラネタリウムのドームは傾斜式で、日本でも近年良く見かけるお馴染みのスタイル。
投影機もミノルタ製なので、日本国内のプラネタリウムにいるような感覚になってくる…




プラネタリウム投影機の台座には、マレーシアと日本の国旗が描かれたプレートが張られていた。
マレーシアと日本の国際協力で1991年に導入されたもの、とのこと。

だがしかし、投影が始まると全天周映像によるCGアニメの作品が上映されただけで、ミノルタ投影機による星空解説等は行われなかった…残念!
せっかく日本との国際協力でつくられたプラネタリウムなのだから、もっと投影機をフル活用して欲しいものだ。
それに、せっかくだから日本で製作された素晴らしい全天周映像作品も積極的に投影して欲しいぞ…そう、「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」とか、「HAYABUSA2 -RETURN TO THE UNIVERSE-」とか!!
※マレーシア国立プラネタリウム(プラネタリウム・ヌガラ)さん、是非よろしくお願いします(笑)

プラネタリウムからの帰路、丘のふもとに続く大階段を降りて行く途中でこんな建物を見つけた。


マレーシア国家宇宙局
マレーシアにおける人工衛星や国産ロケットの開発や、ロシアとの国際協力でマレーシア人の宇宙飛行士の育成(2007年に最初のマレーシア人宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに滞在している)を行っているそうだ…
ああ、だからプラネタリウムの宇宙科学博物館にあんなに詳しいロシアの宇宙機展示があったのか!納得。

…以上、予想以上に“濃い”宇宙体験が出来たクアラルンプールのマレーシア国立プラネタリウム(プラネタリウム・ヌガラ)でした。

3:マレー鉄道特急電車KTM-ETSの旅に続く


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