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2016年夏休みマレーシア・タイ旅行記 1:クアラルンプール街歩き駅歩き

2016-09-04 | 旅行記:2016 マレーシア・タイ
Photo:クアラルンプール旧駅


マレーシアの首都、クアラルンプール。
多くの民族が共存しエキゾチックな雰囲気が漂う国際都市であるが、その街のかつての表玄関だったのがマレー鉄道クアラルンプール駅である。






イギリス植民地時代の20世紀初頭に建てられたクアラルンプール駅の駅舎は、イスラームの建築様式を取り入れた非常に優雅なもので、熱帯の青空の下にそびえる白亜のモスクを想わせ美しい。


…ただし現在では、このクアラルンプール駅のすぐ隣に新しい中央駅機能を持ったKLセントラル駅が開業しており、このクアラルンプール駅は近郊電車と一部の特急のみが停車する旧駅となってしまっている。
首都駅にふさわしい広々とした駅構内も、日中は停車する列車もそう多くはなく閑散としており人影もまばら…





駅舎の外に出てみると、クアラルンプール旧駅の白亜の駅本屋と向い合って、これまたイギリス植民地時代からのマレーシア鉄道公社本社社屋の重厚な建築が通りを挟んで並び建つ。

現在では壮麗な駅舎にかつての栄光を留めるのみとなった感のあるクアラルンプール旧駅だが、不定期に走るマレー鉄道の豪華クルーズ列車“イースタン&オリエンタル・エクスプレス”は、今でも歴史的な駅に敬意を表するかのようにあえてKLセントラル駅を素通りしてこのクアラルンプール旧駅に停車するという。
白亜の駅に佇む豪華列車の姿を見てみたいと思ったが、あいにく今の時期は“イースタン&オリエンタル・エクスプレス”は長期運休しており、今日はいつまで待ってもこの駅に豪華列車はやって来ない。残念…

クアラルンプール旧駅とマレーシア鉄道公社本社の間の道を歩いて行くと、やがて街の喧騒を離れて木立に囲まれた場所にたどり着く。
そこには…


クラシカルなスタイルのイギリス製旧型ディーゼル機関車。
戦後の1970年代に輸入されたもので、主に貨物列車用だったとのこと。


タンク式の蒸気機関車も。これもマレーシアを植民地支配していたイギリス製。
…熱帯での雨ざらし露天展示だが、こまめに手入れされているようで保存状態は悪くない。動輪がバラストに埋まっているのはご愛嬌(笑)


ちょっと大型のテンダー式蒸気機関車もいた。これもやはりイギリス製で、いかにもヨーロッパ風の洒落たデザインだ。

これらの機関車たちが鎮座しているのは、マレーシア国立博物館(の駐車場(笑))。
どういう訳だか鉄道車輌などの大物は博物館の建屋内ではなく屋外の駐車場に並べられているようで、だから入場券を買って博物館に入らなくても機関車を見放題なのだ、太っ腹!



…機関車をじっくり眺めたら、国立博物館の裏山に続く階段を登って行こう。
この階段の先に、僕が今日行きたかった場所がある。マレーシア国立プラネタリウム(プラネタリウム・ヌガラ)だ。

2:クアラルンプールの国立プラネタリウムに続く


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