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復活急行「阿蘇号」が走りました

2019-09-28 | 鉄道

令和元年9月28日、広島駅と熊本駅の間を復活急行「阿蘇号」が走りました。
これは熊本県とJRグループが開催する大型観光キャンペーン「熊本デスティネーションキャンペーン」の一環として先月運行された「サロンカー明星号」に続いてプレミアム運行されたもので、かつて山陽本線と鹿児島本線等を経由して運行していた急行「阿蘇」のイメージを持つ12系客車の昼行列車を一往復限りで復活させたものです。

終着駅への到着は午後7時前、すっかり日も暮れた熊本駅に出迎えに行ってきました。


かつて20年以上前、熊本駅がまだ高架化されていなかった頃には夜行急行「かいもん」の座席車として毎晩12系客車が熊本駅に停車していました。
随分久しぶりに熊本駅にやって来た12系客車ですが…
「かいもん」の現役当時とは全く雰囲気の違う現在の熊本駅の木造屋根の高架ホームに停車する12系客車の姿には懐かしさ等は無くて、かなり違和感が。


デッキにはしっかり「阿蘇」「急行」の愛称サボが挿してありました。


急行「阿蘇」の現役当時は赤い電気機関車ED76が牽引していたのでしょうが、現在JR九州は電気機関車を所有していないので代役として「ななつ星」カラーのディーゼル機関車DE10が牽引しました。
DE10と12系といえば久大本線の普通列車が思い起こされますが、あれは国鉄色のDE10が牽いていたのでまたイメージが異なる…
所謂“リバイバルトレイン”なのだけれど、「過去に実在したことが無い列車」になっているので不思議な雰囲気が漂います。


熊本駅で乗客を降ろした復活急行「阿蘇号」は車庫へと引き上げて整備後、すぐに明日の復路便のために博多駅へと向かいます。
今回は「サロンカー明星号」よりも1両短い6両編成なので熊本駅から直接操車場に入れたようで、八代駅まで回送しての機回しは行われませんでした。

ともあれ、高架駅になった熊本駅に青い客車が入るのはこれが最初で最後でしょうね…
さようなら12系客車。