mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

電動アシスト自転車の充電に新機軸

2017年03月09日 | 思索と考え
 京都新聞web版記事からです。電動アシスト自転車の充電で、ワイヤレスで充電する方法の実験を始めたという記事。
記事:ワイヤレスで電動自転車に給電 京都・精華で実験スタート

 電動アシスト自転車は、バッテリに充電させた電力で、小型のモータを補助的に回して、動力の一助とするもので、充電する方法として通常はコンセントから電気をとり充電することになります。
 この「有線」で結んで充電するのではなく、無線交信で充電させて、便利性を高めたいというのがこの実験だおうです。

 京都府精華町で行われるもので、自転車に受電装置、地上側に給電装置を置き、給電装置から自転車の受電装置に向けてマイクロ波を発射させて、受電装置において電磁誘導で起電させて充電させるものです。
 つまりこれは自転車を、装置の前に置くだけで充電できるので、手間いらずで、便利というもの。
 しかしある程度の電磁誘導による影響はあり得るもので、充電中は装置のある倉庫を閉めるそうです。

 このマイクロ波による給電・受電は、いわゆるICカード乗車券で改札機を通る時の方法に用いられています。
 ICカード自体が小型のコンピュータのようなもので、ICチップは電気で作動するもの。この電力をどこから取るか→改札機のかざす所にマイクロ波が発射しており、そこをICカードが通る際に電磁誘導でICカード内の電気回路で起電して、ICチップの情報のやり取りをするもの。

 またマイクロ波による給・受電は、一つのアイデアとして電気自動車に用いる方法が考えられています。
 すなわち道路面の下部に埋め込んだマイクロ波発射する給電装置からマイクロ波を放射し、そこを通る電気自動車の受電装置でマイクロ波を受け、電気自動車の電力とするもの。
 もちろん自動車がいないところでマイクロ波が出っ放しでは人体に良くないので、走行よって位置が変わるので、自動車が所在する短い区間だけマイクロ波を出す、というもの、という構想をどこかで読んだことがあります。


 さて、電動アシスト自転車の充電で本題ですが、小生、脳出血の後遺障害で自転車に乗れなくなってしまいました。
 バランスを要す二輪はダメなので、三輪ならいいだろう、ということで、どうせ買うなら電動アシストの三輪を求めようとしましたが、価格の高さから二の足を踏み、いまだ購入できていません。
 尤も、退院直後でしたので、仮に三輪自転車を買えても、首を左右に動かすことができませんでしたので、左右の確認を行得にくく、三輪であっても実際には乗れませんでした。
 今でも、瞬時の左右確認は難しいので、この先自転車に乗れないだろうと思います。

 その電動アシストの自転車、バッテリへ充電せねばなりません。そこで思いついたのが、ブレーキをかけた際に、モータの起電力を充電に用いることができないものだろうか、という発想。
 これは鉄道車両に於ける、電力回生ブレーキそのもの。
 モータと発電機は全く同じ構造なので、モータが惰性で回る時に、負荷を接続してやれば発電力でモータも回転が止まろうとします。
 これが電気ブレーキというもので、この負荷として抵抗器に接続して熱として消費するものを「発電ブレーキ」、架線に戻して他の電車列車の動力とするものを「回生ブレーキ」といいます。
 この回生ブレーキの仕組みを電動アシスト自転車に用いられないものかと思います。

 こういうことを考えるのは、電気鉄道と電磁気に詳しいからでしょうか。