mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

豪雨の前のアオバズク・豪雨の後のバラ

2009年06月20日 | 東山動植物園

 このところの気象異変なのか、満遍なく雨が降ってくれても良さそうなのに、降る時は狭い狭い範囲に集中して降る、そんな現象がおきやすくなっています。

 6月18日もまさにそんな現象でした。夕方から某国際交流団体の打ち合わせがあり、その前に少し時間が空いたので、フクロウの仲間「アオバズク」を見に東山動物園へ出かけました。青空とは言い難い空模様でしたが、いささか対流現象が起こっている様でもあり、「降るかも?」と思いつつコアラの隣へ。

 いつもの木のいつもの場所にアオバズクはいました。また三脚を立てた先客も一人。前回来た時よりもアオバズクは大きくなっていました。

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 やがてポツポツとしてきましたが、ご覧の通り木の葉が傘代わりで撮影兼観察は続行可能。そして目を開けてこちらを向いたタイミングがこれ。

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 そして雨粒が木の葉では受け止められず、下へ届くようになりました。上の方に止まっているアオバズクにも雨がかかっていたと思います。この時、先客の三脚氏はコアラ舎へ退避済みでした。

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 雷も鳴り始め、これ以上木の下にいるのは危険と判断、私もコアラ舎へと避難した直後、空気が大音響を発てて鳴り響きました。そうすぐ近くに雷が落ちたのです。まかり間違えば私に落ちていたのかも。ゾッとしました。

 携帯電話で気象レーダーを確認した所、雨雲はごく狭い範囲のみで、30分ほどで止むだろうと判断。しかしこの30分の間が激しい豪雨。雷は頻発するわ、たちまち路面は水の流れになるわで、一年前の神戸市灘区で起きた水難事故を思い出しました。ホンの数十分前までは雲がありつも普通の空模様だったのが、激しい空気の対流で、たちまちの内に雨雲(積乱雲)が急成長、あっという間に50m先が見えない程の雨でした。

 予想通り30分ほどで一時は止みました。しかしアオバズクは何処かへ行ってしまいました。多分住処へ帰ったと思います。

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 このエントリ、ここで終わってもいいのですが、折角東山へ来ましたので、植物園へ行ってバラとアジサイを見てきました。アジサイは今後のブログで投稿する事として、今回はバラを。あの激しい豪雨に打たれた直後のバラです。

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 バラ園はこんなところ。展望台があって、その形状が昭和の香りがしますね。

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 さて、ここで撮影を終えて地下鉄の駅へ向えば万事治まるところでした。予定していた時刻にはまだ間もあって、暫く植物園にいたことが災いし、雨雲の第二陣が襲来。というか急成長。

 今度は雨の強弱を繰り返しながら、長かった。降る時は傘が役に立たないほどで、屋根のあるところに退避していたら、やがて閉園時間を過ぎ、それでも雨は弱まらず。短い小止みの時間で少しずつ地下鉄駅に近づいたという次第。あんな目の前で雷が落ちるのを目撃(というか「聞き撃」)したら、おいそれと外へ出られません。

 閉園時間を30分も過ぎると、動物園は作業車が行き交うのですね。しかも結構な速度で。裏方の作業が垣間見られました。

・今年のアオバズク
6月4日:アオバズク・今年も東山動物園に来ました
http://blog.goo.ne.jp/mitake3067/d/20090604

7月16日:東山動物園のアオバズク・その後
http://blog.goo.ne.jp/mitake3067/d/20090716