mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

祇園Expressとプリンセスラインバス18系統

2008年05月03日 | バス

 今年の一月、京都市に不思議なバスが二つ誕生しました。
そのどちらもが、京都駅を起点として四条河原町へ参り、京都駅へ戻る一方通行の循環です。
 大型連休後半でもあり、ちょっとこの二つのバスを紹介してみます。

 1月19日に運転開始した京都市交通局運行のバスは、系統番号を「臨祇園Express系統」といい、急行100系統と同じ京都駅前烏丸口のD1乗り場を起点に、博物館三十三間堂前→東山七条→五条坂→清水道→祇園→四条河原町→京都駅前の順に片廻りの循環経路で、土曜休日のみの運転。つまり平日は走らないということです。

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急行100系統とは違い、七条京阪前(京阪七条)には停まりません。

もう一つの方、プリンセスラインバス18系統は1月7日に運行開始しており、京都女子大学ゆきと同じ京都駅八条口を起点に、京阪七条→東山七条→四条河原町→烏丸七条→京都駅八条口の順に片廻りの循環経路で、こちらは毎日運行です。

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 市バスの祇園Expressは、公式webページにも載っておらず、現地でたまたま見た人が乗るか、或いはそうした人が存在を知って狙って乗るかでして、京都駅では急行100系統の最終が出た後は、いたって閑散。一方で四条河原町→京都駅の区間では、偶然居合わせた人が結構乗っている様です。

四条河原町での祇園Express

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 プリンセスラインバスの18系統は、こちらは厳しいようですね。やはり知名度が低く、四条河原町の乗り場も市バスの乗り場より少し離れていて、走ってくるバスを見て、停留所へ掛け出す人もいますが、見送る方の方がはるかに多いです。
ただ私が思うには、京都駅側のバス停が新幹線側の八条口でして、新幹線から距離が極めて近いです。この辺をもう少しPRできれば知名度が上がるのでは、と思いました。
 
四条河原町でのプリンセスラインバス18系統
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 どちらの系統も申し合わせたように40分間隔で、始発終車の時刻もほぼ同じ。その40分間隔の運行時間帯も良く似通っていて、どんな事情があったのだろうかと考えてしまいました。
 
運行経路の比較です。
Root

***2009年4月追補***
 2009年3月の京都市バスダイヤ改正で、祇園Expressのダイヤも変わっており、上記時刻表は運行開始のものとしてご覧下さい。

 改正内容は、運転間隔の変更と最終の繰上げです。利用の際は御注意下さい。

***2009年10月追補***
 プリンセスラインバスの18系統・京都駅八条口から一周する循環系統は、今は京都女子大学前から四条河原町、京都駅八条口を経由して京都女子大学前に戻る経路に変わっており、上図のルートでは走っておりません。