いよいよSpeaking。留学予定の会社の後輩に聞いても、てこずってる非帰国、多い様子。私も、大変苦労した。
3月に最初に受けたときから、ずーっと20点。
落ちることはあっても、上がることはなかった。これを上げるために8回も受けた。
Speaking
さんざん苦労したが、
1) テンプレートを覚え、それにそってしゃべり続ける練習をする
2) 発音の変な癖をNativeによーく直してもらう
3) 毎日書き、しゃべる
の三点に尽きる。そのことがわかったのが9月になって塾に行き始めてから。
もっと前から行っておけばよかったなあ、と思った。
なぜこの三点が大切かと言うと、TOEFLで問われるのは、結局、
- Nativeのような流暢さでしゃべり続けること
- Nativeなら間違えないだろうレベルの文法
であって、コンテンツとか構造っていうのはあまり得点源にならないらしい、から。
要は、「今までで一番うれしかった瞬間について話してください」なんて突然聞かれて、一瞬で構造化して、コンテンツのある話が出来る人なんてNativeでもそんなにはいないらしい。
しかも構造化なんて、それこそテンプレートを覚えれば出来る話で、TOEFLはそういうのがお嫌い。
だから、コンテンツや構造は、あまり問われない、という。
- テンプレート
しかし、構造が問われないとはいえ、テンプレートを覚えるのは意味がある。
日本で日本語をしゃべっている環境で勉強してても、急にNativeのように流暢にしゃべれるようになるわけがないので。でもテンプレートがあれば、一分間、ひたすらNativeかのようにしゃべり続けることができるわけだ
私が塾でもらったテンプレートは、前置きが長いパターンで、これがよかった。
たとえば、Q2とかだと
Well... some people may prefer [ xxx ←自分が選ばないほう], however I personally prefer [xxx 選ぶほう]. There are two reasons. First, I [ xxx]. For example, [xxx], Second, [xxx]
という感じ。前置きをしゃべっている間に、次に何て言うか考えていられるので、流暢にしゃべれる。最初のほうで流暢にしゃべれると印象もよいし。 - 発音
22点までしか上がらなかった敗因は、日本人的なChoppyな発音の癖が直らなかったことにあると思う。
これだけは自分で録音して聞いてもわからない。
塾のNativeの先生も、日本人発音を聞きなれていて、特に注意しなかったりする…
しかしTOEFLの審査をするのは、日本人の話す英語なんてほとんど聞いたことがない人々。そういう人が聞くと、日本人の発音は癖がありすぎてわからないらしい。
10月に、会社の海外プロジェクトに入ったとき、フランス人に「お前の英語はわかりにくい」と言われ、複数の非日本人に相談した。そこで初めて自分の発音が、Choppyでわかりにくいと判明。あー、これが敗因だったんだな、と思った - 毎日しゃべる
10月以降、昼は海外プロジェクトで英語で読み書き話し、夜はEssay書きで英語で書き、週末はNativeカウンセラーと英語で話し、という生活を3ヶ月続けているうち、すらすらと英語が出てくるようになった。
毎日書くとか、しゃべるのが、結局一番大切だと思う
今年3月に高校卒業し、今は海外大学留学をめざして勉強してる者です。
同じくスピーキングで苦労しており、SさえあればTOEFLのスコア基準をクリアできるのに、という状況です。。。
もしよろしければ・・・、テンプレートについてもう少し教えてください。。。
iBTが開始されてから2年近くが経ち、TOEFLの塾でも大分対策が進んで来て、的を得たテンプレートへと進化しているようです。実際、塾の卒業生が取れる、iBTの点数も、一年前と比べてずっとあがってきたと思います。
そういう意味で、ひとつにAGOSのような、巣ピーキングの塾に一度通ってみるのはおすすめではあります。もし、ご自身で準備されるのであれば、ブログにも書きましたが、なるべくテンプレートをしゃべる時間が長く、自分で考えて作るセンテンスが短いテンプレートを作るのがコツだと思います。たとえば、ブログ中にも書いているように、設問に余り関係のない、前置きを長くすることで、「流暢にしゃべっているように見せかける」というのはひとつの手だと思います。
余りお役に立てず申し訳ないのですが、よろしくお願いします。
流暢にしゃべってる・・・風に見せかけるっていうのは、結構参考になりました。採点員の方から見て、最初の第一印象とか大事なんじゃないかな、と勝手にこれ見て思いました。発音・・・、これも大事ですね。それができるためのテンプレートですから、テンプレート探ししたほうがいいのかな・・・
海外生活が長くて、苦労なく英語がしゃべれる人なら必要ないと思いますし、かえって邪魔かもしれませんが、そうでない方は、必ず何らかを用意したほうがしゃべりやすいと思います。
発音は、英語ネイティブの先生や友達が近くにいれば、必ずチェックしてもらったほうが良いポイントだと思います。
特に、日本人は、L/R、B/V、母音が全く出来てなくて、減点が加算されていくことが多いようです。
スピーキングの採点方法って、文法ミスや発音ミスについては減点方式だそうなので、ここは出来るだけ気をつけて、ミスを2,3に減らす努力が出来るところと思います。
こっちの国に来てからも、L/Rについては、散々ネイティブの指導者に注意されました。ブログにも書きましたけど、鏡を見て練習したり、Tangue twister(早口言葉)を練習したりして矯正しているところです。
TOEFLはネイティブが採点しますので、このL/Rの発音は特に減点になりやすいポイントですので、練習する意義は十分にあると思います。
頑張ってください!
私の聞いたところによると、文法や単語のミスなんかは、それほど大きいものでない(意味が伝わる)限り減点されないと聞いたことがあります。
いくらネイティブでも文法の間違いはしょっちゅうありますので、それを一々減点はしないはずです。
LとRの発音については、日本人にとっては単なる「ミス」かもしれませんが、これは明らかに間違いです。上述の意味が伝わる範囲を超えているのです。
この状況でこの単語は普通使わなくて、こっちの方が良い、だけど言いたいことは分かるな、のようなミスとは次元が違う話です。
かくいう私も100パーセントできるわけではないのでもっと練習していきたいです。
>私の聞いたところによると、文法や単語のミスなんかは、それほど大きいものでない(意味が伝わる)限り減点されないと聞いたことがあります。
いくらネイティブでも文法の間違いはしょっちゅうありますので、それを一々減点はしないはずです。
採点方法はTOEFLが公式に発表している以上のことは推測の世界ですから、何が正しいかは分かりませんよね。
私の頃はこう言われてましたが、何せiBT元年で何も分からなかった頃ですから。
こっちに来てから、TOEFLのスピーキングの採点のバイトをやってる、というネイティブの友人がいたりして、TOEFL公式採点基準以外はかなり採点者の裁量で決まってるんだな、ということですが。
(よって発音は大切です)
>LとRの発音については、日本人にとっては単なる「ミス」かもしれませんが、これは明らかに間違いです
一瞬、この文章の意味が分からなかったのですが、
LとRの発音を間違えると、ネイティブには全く通じないので、通じないことにより減点される、という意味で書かれているなら、全くその通りだと思います。
私自身非帰国で、27点まで取れましたが、イギリスで5年間就業したためかもしれないと思いました。発音は無論、ネイティブではありません。他の超強烈なインド英語、スペイン英語、中国英語を話す同僚も同じ大学院(Cambridge)に進学していますが、彼らもやはり27点以上採っています。
流暢さも大切ですが、それ以上に、ネイティブの人たちに、非ネイティブとの会話で困惑することを聞くと、文法の正確さ、日常使う言い回しの理解、質問にちゃんと答えているのか、が必要なのかなと言う気もします。本当に初歩の、例えば「三人称単数ではis/does/has」とかをきちんと使い分けて流暢に話せているのか、「文法的には正しいが、普通は使わない」表現に対して、英語を母国語とする人たちは違和感を感じると聞きますし、限られた時間を生かして、効果的に直接回答をしていない場合も減点対象になるのではないかと思います。
イギリスだと、上述のように、インド系中国系スパニッシュ系訛りの強い人がガンガン仕事をしているので、発音について言えばスタンダードに近づくよう努力しつつもスタンダードでなくてもやっていけるのですが、アメリカだと結構大変なのですね。そういった意味でも勉強になる記事でした。