mirojoan's Blog

世界びっくりニュースへのコメントだよ!
HPは http://salvadordali.jp です。コピペしてね!

悪魔が書いた聖書。中世最大の写本「ギガス写本」

2015年04月24日 | 世界びっくりニュース
おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!



 高さ92cm、幅50cm、厚さ22cm、重さ75kg。この巨大な写本は、「ギガス写本」と呼ばれており、現存する中世の写本としては最大のものである。

 13世紀初め、ボヘミア(現在のチェコ)のベネディクト会の修道院で作られたと見られているが、中には悪魔の大きなイラストがあり、その製作にまつわる伝説から「悪魔の聖書」 とも呼ばれている。

 中世期に伝えられていた話によると、この写本を書いたのは修道僧としての誓いを破り監禁された修道僧だという。そこでの厳しい刑罰に耐えるため、修道院を永遠に称え、全ての人類の知識を集めるべく、一晩で本を写本することを誓った。

 しかし真夜中ごろになって誓いを守れそうにないことがわかった。彼は神ではなく堕天使ルシファーに語りかけた。どうか自身の魂と引き換えにこの本を完成させてほしいと。この願いを受け、悪魔は写本を完成させた。修道僧は感謝の意を表すために悪魔の絵を追加したという。



 写本は全体が豪華に装飾されており、元々は320枚の紙が束ねられていたが、一部は後に除去されている。頁を誰がどんな目的で除去したのかは不明だが、それらの頁にはベネディクト会の禁欲的規則が書かれていたと見られている。現在は適度な品質の羊皮紙310枚が束ねられており、子牛の皮を使ったものと見られている。 

 この写本には、ヴルガータ版聖書を含み、他にも様々な歴史的文書が含まれていて、全てラテン語で書かれている。







 この写本は、フルティム近郊のポドラジツェのベネディクト会修道院で、修道僧へルマンが作ったと信じられてきた。その修道院は15世紀に破壊された。写本に記録されている最後の年号は1229年である。その後シトー会の修道院に渡ったが、ブジェヴノフのベネディクト会修道院が買い戻した。1477年から1593年までブロウモフの修道院の図書館に保管されていたが、1594年にプラハに持ち去られ、ルドルフ2世のコレクションの一部となった。

 三十年戦争末期の1648年、そのコレクション全体をスウェーデン軍が戦利品として確保。1649年から2007年までこの写本はストックホルムのスウェーデン王立図書館に保管されていた。ボドラジツェの隣町のフラストの博物館にある模型で、この写本が作られた場所に印がつけてある。







 この写本の完成までにかかった年月は、最近の科学的研究により、20年以上を要したのではと考えられるようになっている。

Codex Gigas - Devil's Bible


☆こんなん、ほんまにあったんや!

おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

最新の画像もっと見る