予定通り…とはいかず。結局、まだ本調子ではないので、家で本を読むことに。のどが痛いので、コーヒーどころではなく、「紅茶うがい」をしながらの読書タイムとなりました。
今日のお供は
『砂漠の薔薇/新堂冬樹 著』 ★★★☆☆
東京文京区で起きた「お受験」をめぐる事件をもとにかかれた小説。この事件が実際に起きたのはいつのことだったか、自分でもはっきり覚えてないけど、かなり衝撃的な事件だったことを思い出す。
わたしたち夫婦には子供はいないけど、実際子供がいたら、こんな世界に否応なく巻き込まれてしまう可能性もアリなんだろうと。
大人が子供たちに「イジメはいけません」なんていっておきながら、実際にもっと陰湿で卑劣なことをやっているのは大人たちだ。
みんなが寄ってたかって一人を攻撃する件なんかは、正直ぞっとした。
親になれば、「こども」を中心とした世界になるんだろう。それは分かる。今まで気の会う「自分の友達」たちとは全く違う世界に常識を持つ大人たちと接していかなくちゃいけない第一歩。わたしのまわりにだって、たくさんの「ママ」たちがいる。ママたちの話を聞いていると、時々、くらくら~っとしてくるときがある。
この輪の中にいなくて良かったと思うこともしばしば。
子供を持ったことがない人に言われたくない、んでしょうけど。
もしも自分がママだったら。
いまのところ、うまくやっていける自信はゼロです。
まだまだ、自分自身が子供というかんじですから。
犯人の女性の気持ちがわかるなんて言いませんが、人間って怖いんだと思った一冊。
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さておき。
夕べ、テレビでやってた
『プレミアム10』。寺岡呼人、ゆず、ミスチル、そしてユーミンのライブ密着番組。
久しぶりに、コンサートのわくわく感をテレビを通して感じました。
ジュンスカ時代の寺岡呼人から音楽プロデューサーへ。その過程に「松任谷正隆」がいたとは知らなかった。
ゆずもミスチルもユーミンも、好きなミュージシャンたち。
歌を聴いて、詩をもう一度アタマの中で繰り返して、そんな作業をしていうるうちに、いろんな気持ちがぐわわ~んと交じり合って、一人テレビの前で涙が出ました。
歌ってスゴイ。
もっともその歌に夢中になっていたころとは、また違う聴き方もできたりして。
「おとな」になっちゃった自分が「おとなになった気分」のころの自分を見てるような、そんな気持ちかな。
一歩外から聴く「セイシュンのうた」たちもなかなかです。
懐メロ…をおじ様たちが好んで歌うのは、そんな思いもあるんですかね???