夕刊マダム

転勤族のダンナとともに体験する、日々の『?』と『!』
2014年、シンガポールからマニラへやってきました!

みっきぃ初の本格推理小説

2005-06-30 | 本とか映画とか
●斜め屋敷の犯罪/島田荘司
ホントの意味での?推理小説っていうんでしょうか。こういうの。殺人事件があって、警察とか探偵とかでてくるやつ。恥ずかしながら、ホームズもアガサクリスティも西村京太郎(だっけ?)読んでない私には、異色の一冊。
感想。こんなトリック、作者じゃなかったらわかんないじゃん!いや、分からないから推理小説、っていうんでしょうが。なんでひょっこり出てきた探偵くんが、あっさり事件を解明できるのかが分からない。その前に、事件全体を把握する読書力も足りないワタシ。完全に負けました。ってかんじかな。

●13階段/高野和明
タイトルでちょっと引いた一冊。階段=怪談を想像してしまったため(笑)。しかし、読みはじめたら最後、You can't stop…! 夜寝る前にちょっとだけのつもりが、気づいたら2:00AMになってて、気づいたら読み終えてしまった。眠り薬に使う本にはならなかったようです。(*うちのPiroさんも今読んでるようですが、彼にはそれがあてはまらないみたい)タイトルを正しく理解した人にはわかると思うけど、13階段は「死刑台への階段の数」。無実の罪で死刑を言い渡された被告人を取り巻くお話。大きくくくればコレも推理小説なのかしらん?前述のものよりは「小説」に近い。

●うつくしい子ども/石田衣良
'97に起きた神戸の酒鬼薔薇事件が題材になっている小説。社会問題ネタは個人的には好き。前に読んだ「池袋~」よりもちょっと希望が見えた感じがして、読んだあとは「救われた」感じがしたかな。ちょっと涙がでちゃった

みっきぃ、危機一髪!

2005-06-28 | KL Life/TYO Life
昨日の月曜日は、朝からちょっと調子が悪かった。●●痛というのもあったけど。とにかく眠い。
眠い目をこすりつつテニスをやったあと、シャワーを浴びて、また30分ほど眠る。お昼はランチに出かける約束だったので、とりあえず出かけた。
クルマで3分足らずの近所のチャイニーズレストラン。結構ワタシの好きなお店でもある。
でも今日は、やっぱり調子が悪いらしい。注文してから、急に「ヤバイ」ってかんじになって、とりあえずトイレに駆け込む。胃の中には何も入っていないのに、吐き気。
中華料理なんて食べてる場合ではなくなったのである。

「すみません、ちょっと具合悪いので帰ります」

それを言うのがもうせいいっぱいになっちゃって、心配してくれた一人が一緒にタクシーに乗ってくれて家まで送ってくれた。お礼を言う余裕もなく。
だんだん、手足がしびれてきて、白くなってきた。
マジでヤバイ?
それでも病院行く気力もなく(こんな状態で英語がしゃべれるか!?)、とにかくクスリが効くのを待ってのた打ち回ることに。

ようやく、眠ってだいぶ回復したけど。

何年かにいっぺん、こういうことが起きる。決まって夏。多分夏バテも重なるんだろうけど。こういうとき、外国って怖いところに変貌する。


新旧交代。

2005-06-27 | KL Life/TYO Life
以前に何度か、ウチのクルマの不運については語ってきましたが、この週末、ようやっとクルマを買い換えることにしちゃいました。
軍資金が足りないのは承知だったけど、Piroさんの毎日片道1時間、70Kmの通勤を考えると、ちょっと大き目のクルマにしようと!
我が家、初のNissan車、X-TRAIL、初の2000ccでございます。
HondaのJAZZ(日本のFit)が、予想よりもかなり高く下取りしてくれたため、なんとか貯金をはたいての購入。この国ではHondaのクルマがものすごい人気なのだ。それにしても、購入価格の9割近くで売れちゃったんですけど、その後、どんな値段をつけて売るんでしょう?
しかも我が家のJAZZ、1年半で10万キロの走行距離…なんですけど。

ま、それはよしとして。

本日、ご主人様と一緒に初出勤です。

今度の車は、「あたり」じゃありませんように…

料理研究:『ちまき』のまき。

2005-06-25 | 食べ物日記'05-10
お店や屋台ではよく食べるチマキもウチで作るのは初めて。材料を切ってしまえばあとはかなりらくちんなお料理であることが判明。
今回も6人のヒマな主婦たちがあつまって、「晩御飯のおかずまでつくっちゃえ~」ってなノリで合計12人分のちまきづくりに挑戦しました。

もち米(一晩ひたしたもの)を油で炒って、スープを加えお米にスープをしっかり吸わせる。
具材(豚挽き肉、たけのこ、しいたけ、にんじん、にんにく)をさらに加えて、アルミホイルに包んで蒸す。
これだけです。
冷めてもおいしいし、アルミじゃなくて、ちゃんと竹の皮とか使っちゃえば、おもてなしにも十分使える一品なのだ。

最初に油で炒めるのと、にんにくの風味がコクをだしてくれたかな。
ぜひ、おためしあれ!

おそるべしバーゲン。

2005-06-23 | KL Life/TYO Life
そろそろ日本でも「ほんとに価値ある」バーゲンの季節がやってくる頃ですが。
マレーシアにも年に3回、国を挙げての「大バーゲン」があるわけで、それはもうすぐ、7月末~約1ヶ月にわたり行われるもの。
どのお店に行っても、「70%OFF!」とか「50%OFF」とか。物価の安いマレーシアの物価がさらに3分の1になる季節でもある。もし、マレーシアに「買い物旅行」したいと考えている方は、この時期がオススメ。

…でもって、先日、とある日系スーパーが「お客様感謝デー」みたいなのをやっていまして。何も知らずにいつものお買い物に出かけてしまった私は、そのおばちゃまパワーのウズの中へと否応なく飲み込まれていったのであった。ワゴンに山積みされた洋服の取り合い、歩くというより押し流されていくワタシ。どの人種もやっぱり主婦のパワーはスゴイのだ。
適当にぶらぶらしたかっただけのワタシは、もういても立ってもいられなくなり、さっさと食料品売り場へ行って今晩のおかずを買ってしまおうと思った。
しかし、そこにもまた人、人、人ーーーー!
カートもない、買い物カゴもひとつも残っていない。スーパーの中はぶつかり合うカートでいっぱいだ。
こうなると、自分もなんだか何を買いに来たのかだんだん分からなくなってしまう。売り子のお姉ちゃんに言われるがままに差し出された豆腐を買い、3個パックのエノキ(ウチじゃ食べきれん)が安いと手にした。買い物カゴを持ってないので、あと持てそうなキュウリを3本。

レジもどこも長蛇の列。辛うじて、豚肉売り場(豚肉は不浄なものとされるので、売り場もお会計も別になっている)が空いていたので、ソーセージを買い、ついでにコレも一緒にお会計してくれ!と頼み込んでみた。最初、あっちのレジに行けと言ったお兄さんも、「見てよ、あんなにレジに並んでるのに、もう一度ワタシをたったこの3品のためだけに、あの最後尾にならばせる気か?」と訴え、無理やりお会計してもらったのだった。

家に着いたら、あ、牛乳買うのわすれた。とかいろいろありましたが。
主婦ってスゴイよね。こういう主婦たちの努力のもとに、家族は元気に暮らしているんだと思った一日。

でもワタシは二度とあのウズには巻き込まれたくない
(まだまだ主婦修行の足りないワタシでもあった)

日本語って難しい。

2005-06-21 | KL Life/TYO Life
日本語を教えているE子さんのおウチに、教材を見せてもらいに行った。30冊近い教則本とテキストに、懐かしい日本語がびっしり。読んでいて、余計日本語が分からなくなるような説明で、コレを習おうと思う外国人は、ほんとにえらいと思ってしまう。
ひらがなすらまともに読めない外国人に対して、ローマ字表記のない教科書。漢字にルビ振っててもそのルビが読めないんじゃ苦痛以外のなにものでもないような気がするのは私だけかな?ルビの上にまたルビ振って…。外国人が日本語を習得する道のりは険しいのだ。

いつか日本語を教えてみたいという「ほのかな」希望も、あの教科書の山を前にもろくも崩れてしまいそうな気配…。

石田衣良 三部作

2005-06-20 | 本とか映画とか
●「池袋ウエストゲートパーク」
●「少年係数機 ~part2」
●「骨音 ~part3」
ちょっと流行から遅れたけど、友達が持っていたので借りて読んだ本。『池袋ウエストゲートパークⅠ~Ⅲ』。ドラマは見てない。タイトルにあまり惹かれなかった(すみません;)ので、本屋を素通りしてた本だった。

結果。意外に面白かった。感動した、涙がこぼれた…というのはないけど、文章のキレがよかったのかな。今まで読んでいる文章とはまた違っててよかったのかも。
主人公のマコトくん(ドラマでは長瀬君)がかっこよすぎ、頭よすぎなのよね。新聞もちゃんと読み、クラシック音楽を愛し、フリーでライターできちゃう不良。かっこよすぎじゃん。
昔読んだマンガ「BANANA FISH」のアッシュ君を思い出しちゃったのは私だけ?



●白い巨塔(TVドラマ)
もう2年前ですか?これ放送されたのは。ようやく最終話まで見ました。前半の教授戦に関して、Piroさんはあまりにも財前のワルモノぶりに一晩に一話しかみられないほどげんなりしてましたが
山崎豊子、さすが!30年(?)も前に書いた本なのに、お見事です。
本を書くには、取材する作業が不可欠ですが、この人の取材力はすごいらしい。(義理の父のことば)
本を先に読んでいた私としては、キャスティングにひとこと。
唐沢くんの財前は、それは良かったとおもうけど、なぜか私の中では「佐藤浩市」なんだよね。あのふてぶてしさ。そして最期の「死相が見える演技」。

沈まぬ太陽はドラマ化されないのか?
よもやJ●Lがスポンサーになるわけはないし…

豆乳

2005-06-17 | 食べ物日記'05-10
豆乳。別に嫌いじゃないんだけど、Piroさんが嫌いなもんだから、ワタシまで嫌いな気分になっていたこの頃。この国には豆乳ドリンクがものすごい種類ある。どうも「缶入り」の豆乳って金属臭がしそうで手が出ないんだけど。
スタバのメニューにも、牛乳の代わりに豆乳を入れられる(これって日本もそうなの?あまりちゃんと見たことなかったので)

先日、足つぼやさんに行ったとき、そこのおばあちゃんが「健康のために豆乳を飲みなさい」としきりに言う。豆乳パウダーがそこのスーパーで売ってるから、とまで言われて、足つぼの帰り道、近くのスーパーでそのパウダーを買ってきた。
中国人ってものすごっく健康に気をつかっている人種のイメージなので、その迫力に負けたというか。

買ってきたはいいが、なかなかその袋を開ける気にならず放置。
今朝久しぶりにコーヒーを入れたので、もしまずかったらコーヒーに混ぜちゃえ~って決心して風を開けた。



あらら、あらら~ん

意外においしいじゃございませんか。そのまま飲んでも全然平気。コーヒーに混ぜてもまたおいしいし。

明日から、スタバのコーヒーも豆乳入りをオーダーしちゃおうかなー。

月日の経つのは

2005-06-16 | KL Life/TYO Life
早いというか。この7月でPiroさんがマレーシアに赴任してまる2年になる。今住んでいる部屋の契約更新の時期でもある。
今の部屋に特に不満があるわけではないけれど、ちょっと古いがゆえにソファのスプリングがへたっていたり、汚れの目立つところもいくつか。…で、この契約更新を機に、いろいろ修理なり新品と交換してもらおうとオーナーと交渉中なのであるが。
なかなか満額の回答を得ることができずに交渉決裂中。
そんななか、今、とってもステキな空き部屋を見つけちゃったのさ。お部屋はリノベーション中で、家具、電化製品一式、新品でどーだ!ともことで。

どうしまひょ。

お別れ

2005-06-13 | KL Life/TYO Life
同じコンドに住む日本人のお友達が急遽、帰国することになった。帰国が決まったのはほんの3週間ほど前。知り合ったのはほんの2,3ヶ月前のお友達だったけど、これからいっぱいしゃべったら面白い人だろうなぁと思っていた矢先の出来事で、あんぐりするしかなかった。

そして今日の夕方、たくさんのお友達に見送られながら彼女は、ダンナ様と息子と一緒に旅立って行っちゃった。
息子ちゃんはまだ幼稚園に通う歳なので、まだ今日がどんな日なのかを把握しきれてない様子で、友達のママに向かって「じゃあね、また明日」
そのコトバ、かなり名セリフ。涙腺が一気に緩んでしまった。

30年以上も生きていながら、この瞬間はほんとに辛い。
この先、何人の人たちを見送るんだろう…。