「もののふの 八十をとめらが汲み乱ふ 寺井の上の かたかごの花」
家持
カタクリは万葉集では堅香子(かたかご)の名で読まれています。一度この歌にある「かたかごの花」というものを見たいと思っていました。この28日に知り合いのウォーキングクラブの方たちがカタクリの花の群生地のある小川町に行くというのでお仲間に入れていただきました。薄紫色の花びらをそり返らせてひっそりと山の斜面いっぱいにに見事に咲いていました。とても愛らしい花でした。
また、国蝶に指定されていて、羽を広げると10センチもあるオオムラサキの蝶が初夏に見ることもできるそうです。
桜の蕾はだいぶ膨らんでいましたが、もう暫くといったところでしょうか、里の春は遅いようです。美味しい空気と自然を堪能してきました。