井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

冬の空沼岳・金山林道から登る

2018-03-30 20:44:34 | 札幌近郊の山
札幌近郊にある空沼岳は、万計沼や真澄沼などがあり山頂からの眺望もいい札幌市民憩いの山です。
夏の週末ともなれば家族連れから老若男女を問わず色々な年齢層の人たちが登る人気の山です。

しかし、冬の時期は夏道のコースが長いこともあり登る人の少ない静かな山なのです。
今回は、夏道とは違う冬限定のコースとして人気が高くなってきた金山林道から登ることにしました。
このコースは、以前から気になっていたコースですが、登山口となる金山林道の入口が立入禁止であるとかいろいろな情報が乱れているのでそれの確認もしたかったのです。

 3月21日、お彼岸の祝日を利用して登りました。
 今回は、札幌ピオレ山の会の人たち5人と一緒に登ります。
全員が初めてのコースとなります。
なお、金山林道の入口ですが、札幌から支笏湖へ向かって走ると恵庭へのT字型の交差点があります。
そこから5km弱に金山林道の入口があります。
支笏湖から走ってくると金山覆道から1kmほどの地点となります。

 午前8時に登山口となる金山林道の入口に集合します。

     
      これが金山林道の入口となります。
      ゲートは閉じられ、施業中につき一般の車両は通行禁止とあります。

 この林道入口の反対側には6~7台の車が駐車できる等に除雪がされています。

     
      林道から支笏湖に繋がる道路を見るとこんな感じで、
      こちら側にも5~6台の車が駐車できます。

 さて、この林道ゲートから50mほど先にもう一つのゲートがあります。
そのゲートの先は私有地となっており、立入禁止の看板とともに監視カメラがある旨の表示もあります。
この私有地の存在が誤解を招いているようです。
     

 この2つ目のゲート前から右手に曲がるとすぐ先に左に曲がる林道があります。
この林道を歩けば私有地に入ることなく金山林道を歩くことができるのです。

 8:30分、金山林道ゲートを出発します。
まずは林道歩きなのですが、地図を見ると沢が二股になっており、その真ん中を歩かなければいけない場所があります。
ここが分かりずらかったです。

 また、林道もはっきりしない地点もあり注意が必要です。

 10:10分、漁岳方面から走る林道との交差点に来ます。
ここはT字型の交差点となっていますのですぐに分かります。
    
    今回は新人さんもいますので地図読みの訓練を兼ねて小刻みに地図を見ます。

 ここからは、いよいよ本格的な山登りとなります。
まずは、交差点前にある小さな沢の右側にある尾根に取り付きます。
この尾根をどんどん登ります。
右手にある沢が浅くなってきますが、そのまま登ります。
すると、いきなりコブ山の上に出てしまい、右手の尾根に登り返しをしなければいけなくなりました。
ここは、沢が浅くなってきた辺りで右手の尾根に乗換えるのが正解のようです。

    
    左手に崖状の迫力のある尾根が見えてきます。
    この尾根は、漁岳に続く尾根です。

 さて、地図を読みながらドンドン登ります。
正面に急な斜面が見えてきます。
どうやら空沼(からぬま)のある場所へ続く急斜面のようです。
ここも、私はそのまま左手の斜面を登りましたが、正解は右手の斜面でした。

 11:45分、空沼に続く平坦な場所に出ましたので休憩を取ります。
    
    ここからは空沼岳の山頂部が見えます。
    このコブ山の300mほど先が山頂ですので、山頂は見えません。
  
    
     同行者が私を写してくれましたので記念にアップします。

 ここからはこのコブ山下のコルを目指してトラバース気味に登ります。
この斜面を登っていると下が固くクラストした斜面があります。
スキーのシールが効かず横滑りをしてしまいます。
スキーアイゼンを付けて登ります。

 やっとコルに着くとそこからの眺めが素晴らしかった。
    
     正面には、ドーンと羊蹄山が見えてます。

    
    後ろを振り返ると恵庭岳から支笏湖、風不死岳とその陰に真っ白な煙を噴き上げる樽前山も見えています。

 ここから最後の急坂を登るとその先は平坦な山頂部です。
13:25分、やっと山頂に着きました。
登山口から約5時間、時間はかかりましたが天気がいいのに救われて全員が山頂まで登れました。
    
     山頂からは石狩湾も見えます。

    
    左のきれいな三角形の山が狭薄岳、その奥の真っ白い山が無意根山です。

    
    平凡なピークですが、真ん中の真っ白い山が余市岳、その左手が札幌岳です。

     
    帰りに見た空沼です。
    結氷した上に雪が積もっていますので歩くことができます。

 帰りは、快適にというか、林の中を緊張しながらのスキーを楽しみ1時間30分ほどで登山口に戻ることができました。

 今日は天気に恵まれ、気温も高かったので快適なスキー登山ができました。
この次は、もう少し早い時期に登り、パウダーを楽しみたいと思います。


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  永らくこのブログを更新しないで来ました。
 前回の記事をアップしたのは、2016年10月29日です。
 更新しない期間も山には登っていました。
 東北北部の百名山、南アルプスの大縦走、知床縦走からトムラウシ山など
 相変わらず北海道の山から本州の山へ足を伸ばし楽しんでいました。

 正直、ブログを書くという作業に飽きが来てしまいました。
 しかし、未だに毎日の閲覧者が100名を超えるという現実を目の当たりにして
 また書こうという気持ちが湧いてきました。

 こんなつたないブログですが、よろしくお付き合いください。
  なお、コメントなどを頂けると意欲が湧いてきますので
 この点もよろしくお願いします。