シティビューより西方向(JR渋谷駅方向)を観ていきます。屋内展望台にはベンチやテーブルが設置されていて、渋谷・世田谷の繁華街や住宅密集地を座って休憩しながら眺めることが出来ます。
六本木通りと、その上を通っている首都高速3号渋谷線の高架橋の向かう先に、JR・東急渋谷駅と周辺の繁華街が広がっています。渋谷駅前から六本木地区へは一直線にアクセスできる場所なのです。
JR・東急渋谷駅周辺の高層ビル群や繁華街をズームで撮影しました。こうしてみると、意外と渋谷駅周辺も高層化が進んでいることが解りますね。2012年4月に渋谷駅東口に開業した「渋谷ヒカリエ」の高層ビルの存在が目立ちます。
渋谷駅の繁華街の手前には「青山学院大学」の広大な敷地が広がっているのが見えます。敷地内は多くの緑が植えられているので、都心部の緑地帯のようにも見えます。
渋谷駅周辺の繁華街のさらに奥、少し離れた場所にも高層ビル群が広がっています。東急田園都市線・池尻大橋駅前の「大橋ジャンクション」に併設されているタワーマンションやオフィスビル等です。
シティビューより西北西方向(JR原宿駅方向)。港区の南青山地区・渋谷区の神宮前地区の住宅密集地を見下ろして撮影しました。標高が30~35メートル前後の広大な丘陵地帯の上に良質な住宅地が広がっています。
そして西北西側に広がっている広大な緑地帯が「東京都立・青山霊園」です。笄川(こうがいがわ)とその支流の、二つの都市河川が作り出している谷津地形に挟まれた丘陵地帯の上に霊園が整備されています。
霊園という場所柄であり、すぐそばには在日米軍基地も設置されているので、あまり普段は近づきたくない場所であるイメージがありますが、実際に歩いてみると東京都心部とは思えないほど緑が深い場所なのです。
霊園内には桜の並木道が整備されていて、4月の上旬の季節には満開の桜を楽しむことが出来ます。しかも、東京都内の桜の名所としてはマイナーなので、人混みを気にせずに桜を楽しめるのです。
青山霊園の敷地の北側には「港区・南青山地区」の住宅密集地が広がっています。都会的でアーバンチックな雰囲気の住宅街のイメージが強いですが、戦前の雰囲気も残っていたりします。
青山霊園や神宮外苑、赤坂御用地などの広大な緑地帯に囲まれている住宅地が広がっています。地下鉄などの鉄道網も整備されているので、住みやすそうな場所ですね。
六本木ヒルズの敷地の北側を通っている六本木通りと、その上を通っている首都高速3号渋谷線の高架橋を真下に見下ろして撮影しました。通り沿いは繁華街の雰囲気が強いですが、一歩路地裏へ入ると閑静な住宅地となっています。
六本木地区にある在日米軍基地の正式名称は「赤坂プレスセンター」と言います。麻布ヘリポート、星条旗新聞社、独身将校宿舎、ガレージなどの施設で構成されています。
上から見ると位置関係がよくわかりますが、青山霊園と都立青山公園の緑地帯の敷地に食い込む形で在日米軍基地の敷地が広がっています。戦前のこの場所には日本陸軍の麻布駐屯地が広がっていました。現在の新国立美術館や、東京ミッドタウン(旧防衛庁本庁舎)もそれに含まれていたのです。
1945年9月11日に、日本がアメリカ軍を中心とした占領軍(GHQ)によって正式に占領された時に、麻布の駐屯地はアメリカ軍によって接収されました。その後は一部は返還されて、現在の新国立美術館や東京ミッドタウンになっていますが、現在も米軍基地として使われ続けています。
六本木通りと、新国立美術館の敷地に挟まれている「六本木七丁目地区」の住宅地を見下ろして撮影しました。住宅と中低層マンションなどが混在している界隈となっています。