前日 原は [リニア新幹線計画は、亡国のプロジェクト] だとしました。その続きを記して見ようと思います。
一つは日本は戦後世界にもまれな「繁栄」を遂げたと思います。それには東海道新幹線及び東名高速道路の
成功がかなり決定的な役割を果たしたと思います。この成功で太平洋重化学工業ベルト地帯が出来て日本全体を
引っ張ったと見るのです。東海道新幹線や東名高速道路なしに今日の日本はなかった と言っても言い過ぎでは
ないと思います。
しかし今日の日本はどうか 高度に発展して、ある段階に行きついてしまっている と見るのです。そのもっとも
端的な表れは、人口減少時代に入ってしまったと言うことです。地球上のどんな生物でも、種の個体数の減少状態
に入ってなお発展するなどということはないと思います。日本合計特殊出生率は1,4程ですが、このままなら今世紀
半ばには、確か8千万人ほどで、今世紀末では5千万人を割るはずです。想像もつかない人口と高齢化です。
安倍政府が必死になって出生率1,8を唱えていますが、周囲は30才を過ぎても40才を過ぎても結婚しない男女
ばかりです。この皆さんは最近ではこれがノーマル という風態です。この時代に結婚する方がオカシイのでは
ないかと。
この時代に東京 大阪を1時間で しかも地下鉄で結んで見ても意味がない とそう思うのです。 しかもこの
時代 技術の様相は全く様変わりしている。IOTの時代であり、3Dプリンターの時代であり、ロボットの時代です。
人間がそう急いで移動して歩く必要等少しもなくなっています。こうした時 東京 大阪 地下鉄で1時間は本当に
必要か を思うのです。従ってそこではリニアが仮に出来ていたとすれば、それはもう マンガ だと言いたい
のです。 今日はここで。