中津川 オンブズマン・トーク

中津川市の市政を中心に内外の政治経済社会状況についてのトーク

子供の死ほど悲しいことはない。最近2つの事件。

2017-04-01 16:04:36 | 殺人事件

1)  ベトナム国籍リンちゃん"惨殺"

何度も何度もテレビや新聞で可愛い可愛い写真を見ました。この上なく可愛い。どういう理由で

ベトナム国籍だったか分かりませんが、地域の皆さんにも愛され、学校にも溶け込んで、みんな

に愛され好かれていたと言うことです。それが赤いランドセルを背負っての登校途中にです。

県警の必死の捜査で広い範囲わたって持ち物や衣服が散乱し、リンちゃんの足跡や車のタイヤ

跡も発見されています。本当にたまりません。こうした事件が起こるのは、この社会が 人々に 

とりわけ若いものたいして、満足な職や待遇を与えていないと言うことに根ざしていると思います。

根底には人々に先を見えなくさせていると言うことにあると思います。少なからずの人々を絶望

に陥れている。どうしても政治を変えなければなりませんね。あまねく人が希望する場所にふさ

わしい位置を占め、ふさわしい待遇を受けることができる。ふつうに働けば今日の文化水準ふさ

わしい生活ができる。家庭を持ち子供にも恵まれる。子供を立派に教育でき、世に送り出せる 

 こういう当たり前の世の中にならなければ、こうした事件を防ぐことは出来ない。もっと手っ取り

早く言えば、トランプ大統領の顔色ばかりを伺い、ゴルフプレイーを持ちあげ、中国の進出を

抑え、そして国内グローバル資本のマーケット確保に血道を上げる安倍野ミクスでは駄目だと

言うことだと思います。

2) 栃木県高校登山部雪崩遭難。

16、17歳の生徒7人と引率の先生が、亡くなりました。これまたほんとうに悲しい。自分の周囲

には中学高校生はいません。しかし 春の選抜高校野球大会のテレビを見ていますが、選手

たちは油ぎった大人のプロ野球と違って、本当に初々しい。身体もほっそりです。それが全力

を尽している。仲間を信頼し、先生を信頼し、そうした言葉はないが支えてくれている家族に

感謝している。そうして野球生活を超えてこれから社会でどう活躍するかを真剣に考えている。

考えてみれば、前記のリンちゃんも、そして今の高校生も、これから100年を生きて行かなけれ

ばなりません。従って毎日が真剣です。今この高校生を亡くした両親の写真が新聞ヤテレビに

出ますが、悲しみはこの上もないようです。当然です。この子育てに、どれほどのエネルギーを

注いできたことか。数少ない子供達はこれから先の希望でしたから。それがあえなく雪崩の下

敷きに。この訓練の責任者はなにをしていたんだ!!   と親達でもないのに声を大にして怒鳴り

つけたい気持ちです。 春に雪崩遭難の多いことは、常識です。雪が積もって春先といえども

低温で、その残雪が結氷し、その上にまた急に軽い大量の降雪があった時は、僅かな刺激で

表層雪崩れが起きやすいことは、常識です。それを考慮しなかったと。また徹底を欠いだので

すが、警報も出ていたと言うことです。  残念で仕方がない。 当事者ではないので責任を追

及する  とまでは考えないが、日本の山岳会全体に猛省を促したい気持ちです。