中津川 オンブズマン・トーク

中津川市の市政を中心に内外の政治経済社会状況についてのトーク

厚木基地、東京高裁判決がうれしい。

2015-07-31 07:00:47 | 市政全般

東京高裁は、横浜地裁の判決をうけてそれを容認、そればかりか岩国移転までの先の補償までを判決しました。

また10時から翌6時までの差し止めも認めました。米軍機については流石にでしたが。

自衛隊と言えば昔の軍隊ですから、その騒音被害について今日まで原告の皆さんは本当によく戦って来られたし、これからも米軍が

認められなかったので、最高裁へ上告すると言うことです。

このたびの1歩も2歩も前進の判決をもたらしたものは、訴へた原告住民が実に7000人ということにあると思います。

高等裁判所は、決して進歩的ではありません。だがこの7000人という圧倒的な原告数を無視することができなかったのです。

こうして市民が立ち上がれば、そして長く粘り強く戦えば、どんな権力もそれを蹴散らかすことは出来ないことを示しています。

原告団の皆さん有難う。そしてご苦労さま。深く深く敬意を表します。同時に日本の人民大衆が築きあげて来た民主主義は決して

ウスッペラではないのだの確信を持ちます。


現在の中国のこと

2015-07-30 14:53:38 | 市政全般

昨日このブログで「中国で革命政権ができた後は、生産手段の個人所有はなくなったのだから、賃金労働はなくなり、労働者は賃金を

受け取るのではなく [ 分け前 ] を受け取ることになるのだ」 と述べています。後からよく考えてみるとこの表現は適切ではありません。

プロレタリア革命の後、生産手段の個人所有がなくなり公有の所有になった後は、労働者は  [能力に応じて働き、必要にもとずいて

受ける]  と言うことのはずです。これでもまだ説明不十分ですが。

現在の中国のこと。 今日の日経新聞  いずれも北京発2本。 その1  [中国共産党 「悪質で劣った者は淘汰」 幹部降格基準を明文化] 

とあります。その基準ですが8項目あって、中央の方針と一致しない、独断専行、道徳心にかける、子供や配偶者が海外に住んでいる、

その他です。

中国のことだから構わないけど、こうした反腐敗運動を何故大衆運動として繰り広げないか です。大衆に基準を決めさせ、大衆を立ち

がらせ、腐敗幹部を大衆にヤッツケさせなければならないはずです。そこには無秩序やヤリ過ぎも起こることでしょう。

だがそれを恐れてはならない。 こうした大衆自身の行動を通じて、大衆自身も変わって行くのです。その時初めてしかし順次革命が進ん

で行くのではないか。通達で基準を示す  まだその程度のレベルだと言うことですね。

その2  反腐敗の没収額7700億円  とあります。ここ2年半のことだそうです。こうしたニュースたびたびありましたが、あまりのことに半信

半疑でした。だがやっぱりそうですね。しかしこれには海外送金は含まれていないのではないか。党の幹部が収賄をしたり、国有財産を

処分して懐に入れ、海外へ送金して、そこへ妻子を移住させ、将来自分も危なくなったら、逃げ込むと。

中国西部に発した、そして延安へ1万2千キロの 「大長征」 の革命の現在はかくのごとしです。


中国の株価大暴落と関連して昨日の続き。

2015-07-29 11:11:30 | 市政全般

中国に共産党の革命政権ができた時、小作農が解放されて人民公社(今現存しているか不識)が出来たように、農業以外のあまたの民間

企業だって公有化されたはずと思うのです。そこに働く労働者が、あるいは労働組合が管理したはずだ  と当然そう思います。

そのとき個々の労働者の受け取る賃金は、もう賃金ではないのであって、生活を続けるための 「分け前」 であったはずだ。それは個々人の

能力や労働の成果で決まったのではないはずだ。  と見たいのです。  実際はどうだったかは、分かりませんが。

それがいつの間にか、受け取る物は賃金になってしまっている  このことをどう考えればいいのか  革命政権が確立されたのに。

「革命は搾取を許さない」 が基本テーゼではなかったのか  と言いたいのです。

結局どうやら生産手段が公有化されて、働く者は一旦は賃金労働者ではなくなったが、それがうまく行かなかったということだと思います。  

日本の国鉄や電話公社が「民営のほうがいい」と言うことで、殆ど全部民営化されたように。

さらに言えば「人間個々と言うものは、やはり自分本位でそこから1歩も出られないのだ」  ということかなぁー  と思ったりします。

だから賃金制度に戻らないと成り立って行かないのではないか   その結果が現在の中国であり、株式市場があり、共産党の大幹部の

子弟がこぞって何百人も、ハーバード大学に留学している(キューバのハバナ大学なんか行ってはいない)と言うことなんだろうと思います。

こうして考えてみると、「鉄砲から政権が生まれる」は毛沢東の有名なテーゼだったが、鉄砲は大前提だがそれだけではない。

党員を含めた人民の心の革命こそが必要だったのではないか  と思いたいのです。政権確立後毛沢東は一線を引いて、そして「文化大

革命」を起こした。紅衛兵を立ち上がらせて、徹底的な「打ち壊し」をやった。 この文化大革命は実はその心の「労農革命」だったのだと思

うのです。

しかしそれは貫徹しなかった。それが現世界だ  のようです。それが最後の砦キューバものようです。こうした世界を見て原昌男も終わって

行くのか  が現在の心境です。   だがだが岐阜に  「未来工業という会社があるぞ」  を心の奥底において置く。

ここではいろいろあるが、ノルマもなければ、成績査定もない。あるのは男女格差のない年功序列だけ。勿論非正規雇用など一人もいな

い。残業禁止で日本一労働時間が短い。年末年始には20日ほど休みがある。それでいて創業20年あまりになるが、一度も赤字を出してい

ない。もうここでは賃金労働がないのも同然   それで成り立っている、1000人もいて、営業は全国展開している会社が。

労農人民は自らを解放することができる  今日はこのくらい。

 


中国の株  大暴落

2015-07-28 22:18:32 | 市政全般

今朝の朝刊によれば、一時の半値位への大暴落だそうです。政府が相当無理なテコ入れをしているようですが、効果なし。

株式が何故か相当に大衆化しているので(と言っても14億人口からすれば一つまみでしょうが)政府は大衆の不満がオッカない  と言うこと

のようです。いずれにしても日本への影響は避けられないようで先行きが注目されます。

ところでしかし、レッキとした共産党政権下に、なんで株式市場あるのか  考えてみればまったく摩訶不思議と言う他はありません。

株式市場があると言うことは、当然民間企業があると言うことです。民間企業があるということは、同時にそこに 「雇用」 が存在し、賃金労

働があると言うことです。賃金労働があるということは、そこに当然マルクスのテーゼ、まぎれもなく「搾取」があると言うことです。

中国の毛沢東率いた、あの大長征の、延安の共産主義革命。日本帝国主義をやっけ、蒋介石のまさにブルジョア政権を海に追い落とした

あの革命は何であったのか  と改めて思うのです。政権がまぎれもなく確立したのですから、農業において「小作制度」が廃止された(日本

だって廃止された)人民公社ができたように、すべての産業で生産手段の公有化が図られたのではなかったのか。 それがどうしていつの

間にか堂々と株式を上場する民間企業が出来たのだ  と聞きたいのです。

生産手段の公有  全人民による所有  結局うまく行かなかった  ということでしょうねぇー。だからとうの昔にソビェトロシアは崩壊した、

ベルリン壁はあっけなく崩れた。

だかですねえーあまりにも情けない。私は手段があったと思うのです。共産主義革命は単に鉄砲で築かれるものではない。

人民の、共産党員を含めた人民大衆の心が築かれる(心が変わる)ことによってはじめてなんとかなるのではないか  と思われることです。

その作業が途中でおかしくなった  ではないのか   例の 「文化大革命の挫折」 です。長くなるので今日はこれまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツケ


キューバ、アメリカ国交回復。

2015-07-27 21:42:58 | 市政全般

まだ完全なツメは出来ていないようですが、双方に大使館が開設されたということですから、回復なったと言うことだと思います。

私は深いため息です。「そうかやっぱりそうするほかはないのか」 と。これまでの歴史からこれから先が見えているような気がするからです。

新聞報道では、残る懸案はアメリカの要求、カストロ兄弟の引退と複数政党制だそうです。  

そうでしょう  それこそがアメリカの究極の狙いなのですから。キユーバは 「内政干渉だ」 としてはねつけているようですが、どこまで

貫けるか。これで地球上に社会主義国家は、最終的に消滅だと思います。感無量です。

高校の2年の夏休み、「資本論」のダイジェスト版を読みました。「万国の労働者、団結せよ!!」  この呼びかけに震えたと言うことでしょう。 

「搾取」  今はだれも言わなくなりました。絶対許せないでやってきました。20才前半で、数万の企業労働組合の幹部をやりました。

長い生産ベルトコンベアの頭を指名ストに入れるようなストライキも指導しました。 

数年して右派が出てきて激しいポスト争いをやり、遂に破れて網走へ島流しに会いました。刑務所の塀の周りは、足跡だらけのはずです。 

以来半世紀、色々ありましたが   絶対弱者の側に立つ  の立場は何とか貫いてきたつもりです。

定年退職後議員になってからも変わっていないつもりです。

それにしても中国  「人民のものは針1本糸ひとすじ摂ってはいけない」 の解放軍の大長征のモラルはどうなったのか。

今や反腐敗は 「虎も蠅も叩く」 だそうです。  だが習近平の一人娘は、ハァバード留学だそうですから。

あれやこれや愚痴りだしらきりがない。 ところでボリビア山中に散ったチェ・ゲバラは、今回の国交回復をどう見ているでしょうか・・・。