中津川 オンブズマン・トーク

中津川市の市政を中心に内外の政治経済社会状況についてのトーク

3月定例市議会 一般質問

2013-03-02 07:55:13 | 市政全般

原昌男が3月7日に行う一般質問の内容を質問に先立ち公開します。

なお質問する各議員の質問日と質問項目は、本文の最後に掲載しました。

3月3日に 「オンブズマン新聞No.209号」 を発行します。

その紙面にも同様内容を掲載してあります。ご覧下さい。

 

 ◆  3月定例市議会 原昌男 一般質問

(1)青山市政における“幕僚”の役割と、市長の構えについて

(2)蓮光寺西山霊苑問題  もうすぐ彼岸、市民が安心して墓参できることについて 

(3)『中津川を“いじめ”と“体罰”のない街にしよう』の提案について

 

(1)青山市政における“幕僚”の役割と、市長の構えについて

 市行政体制を軍隊軍団と考えるとすると、市長は司令官です。

 副市長ならびに部長職等幹部職員は、市長の“幕僚”と考えるべきです。

 このたび就任した大井副市長は、青山司令官の幕僚達を束ねる“幕僚長”です。

 前大山市政は、市長(司令官)と水野副市長を幕僚長とする幕僚との関係が、決定的に

 適切を欠いたのでリコール運動が起こり、事実上成立しました。そして中津川市の名を

 著しくおとしめたとされています。

  その決定的に適切を欠いたと推測できる点

 1)幕僚長を始め各幕僚は、大山司令官を中心とする最高作戦会議において、戦線の状

   況について十分認識をしていながら、的確な報告ならびに進言をしなかった。作戦は

   部下兵士の生死にかかわるからことであるから、各幕僚は職を賭してでも必要な進言

   をおこなうべきであったが、しなかったと推測します。

   例 1 苗木津戸三郷におけるミックス事業計画  各幕僚は『リーダーがストレス死

               するほどの、市民があれほど反対している事業はやるべきではない。他にも

               適地はある』という的確な意見を強く持ったに違いないが、おそらくほとんど

               進言もしくは主張をしなかったに違いない。幕僚たちが結束してそのように

               進言すれば、大山市長といえども強行を企図することはできなかったに違い

               ない。

      例 2 新図書館の建設計画について、初期に議会において『ユニー跡地よりもにぎ

               わい広場のほうがよい』という極めて適切な提案があった。状況に通暁する

               幕僚たちはこの意見に強く賛成したはずだ。だが発言進言はなかったと推測

               する。

 2)大山司令官は“独善”を極め、幕僚の進言をせせら笑うことはあっても耳をかすことは

      なかった。

      それどころか各幕僚に“報復人事”さえも感じさせる気配を漂わせていたに違いない。

     こうした状況が事実上市長リコール  中津川市の名をおとしめました。

    以上にたって以下具体質問。

 < 具体質問 >

 1)青山市長は以上のような反省にたって、副市長を頂点とする幕僚の意見を、徹底して  

      謙虚に聞く構えですか? それともほどほどに---ですか?

 2)市長はあわせて戦線兵士(一般職員)の意見を聞くことも極めて大切と思うが、いかが

      しますか?

 3)幕僚長たる新副市長は、市長に言わなければならないことは、臆する事なく余さず言  

      いますか? また他の幕僚にもそのようにうながしますか?

 

(2)蓮光寺西山霊苑問題  もうすぐ彼岸、市民が安心して墓参できること

     について

 蓮光寺西山霊苑は底地の所有が、宗教法人蓮光寺から某個人に移り、市がその某個人

  にたいして昨年7月誤って『墓苑管理者証明書』を発行しました。

 某個人は市が誤って発行した『管理者証明書』をテコとして、これまでの墓地永代使用契

  約の市民に『契約の更改等』を迫っており、使用者市民は非常に困惑し、市に訴えてきて

  います。

 そこで市はその某個人に対して昨年12月25日

 1)24年7月13日で発行した管理者証明書は誤りであるから取り消す。

 2)貴殿が霊苑経営に類することを行えば、関係法違反であるから、所管官庁として告発  

     する。

  の通告を行いました。

 一方お墓使用者は春のお彼岸の墓参が迫っています。しかし不安でそれができないの

  で、さらに困惑しています。

 以上にたって以下具体質問します。

 < 具体質問 >

 1)この問題について市担当者からしばしば

       『この問題は“民(墓所使用者)対民(某管理者)の問題であるので、市の介入には

     おのずと限界がある』---の見解を聞くが、

       この問題は『官(所管官庁としての市役所)対民(某管理者個人)の問題』ではあり

     ませんか?                   

       故に市は某個人にたいして昨年12月25日『管理者証明書の取り消し』と、『違法

     行為にたいする警告書』を送ったではありませんか!!。

 2)市は昨年12月25日某個人に対し『管理者証明書取り消し』『違法行為に対する警  

      告』送ったのですが、某個人はどのように反応してきていますか?

 3)市は今後この問題をどのように解決するつもりですか?

 4)お彼岸の墓参が迫っています。問題が早期に解決され、市民皆さんが安心して墓参で  

      きるようにすることが必要です。解決のスピードをあげる手立てをしていますか?

 

(3)『中津川を“いじめ”と“体罰”のない街にしよう』の提案について

 大津市のいじめによる中学生の自殺事件は、日本中を震撼させました。この事件の第三

者委員会による調査は、自殺は明確にいじめによる結果であると断定を下し、学校ならび

に市教育委員会はいじめに対応していなかったばかりか、事件発生後についても、責任回

避していたことを的確に指摘しました(2/1各日刊新聞)。

 この結果にたって全国は深刻な反省に立ち、教育委員会の形骸化までが論じられるよう

になり、全国各地でさまざまな改革が試みられるようになっています。

 学校におけるいじめ問題は、子供特有の“じゃれあい、もしくは遊び、さらには教室内”自

然発生のカースト”もあって、根が深く難しい問題です。だが今日の状況(少子化、情報過

多、子供のストレス過多など)にたって、的確に対応されないと自殺が引き続く状況です。

 また大阪市立高校におけるスポーツ部活動キャプテンへのすざましい体罰、それによる

自殺、日本柔道協会における女子トップ選手への体罰も、選手たちの選手生命を賭けての

告発も全国を震撼させました。

 体罰も日本の古来の野蛮、封建制などに根ざし、現代にあっては本来『人間を鍛え美しく

たくましくし、その尊厳を高めるはずのスポーツが、いまだに企業の宣伝活動の道具とされ

ている』ことに根拠を有すると思われます。

 学校におけるいじめは、自殺に至らないまでも被いじめ者はもとより、加害者の将来の人

生にも暗い重い影を残します。

 体罰は人間の尊厳への許しがたい蹂躙です。

 ともに正しく根絶し、真に明るい街をつくらなければならないと思います。ために以下具体

質問をします。

 < 具体質問 >

1)大津市の中学生いじめ自殺事件以来、いじめについて中津川市の教育委員会の取った

   アクションを具体的に箇条的に報告して下さい。

2)それらはいじめの減少につながっていますか? 数字をあげて報告して下さい。

3)全国的には大津市のこの度の条例制定、可児市の防止条例の制定(昨年12/29朝日 

    新聞)。コミュニティスクールの導入(2/3読売新聞)。名古屋市のスクールカウンセラー

    大量配置(2/6中日新聞)などが知られていますが、中津川市の教育委員会は それ

    らをどう評価していますか?。

4)中でも防止市条例の制定、コミュニティスクール制度の導入は決定的意味を持つと思わ 

    れるがいかが評価していますか。

5)政府は道徳教育の教科化を企図しています(2/16岐阜新聞)。いかが評価しますか

6)体罰について最近国もしくは県より実態報告依頼があったと思われます。

   中津川市はどのように報告しましたか? 

7)今少子時代にあって、子供が健全に逞しく育つことは、すべての市民にとって切実な

  願いです(被いじめ体罰の経験は、本人の生涯のマイナスを示している)。

 

 中津川市は [ いじめ、体罰のない明るい街 ] の多数政策を企画

実行し、日本中にそれを宣言し、PRし日本中の関心を集める--それが

結局これから子育てをする若い家族を定住させることになる---

このように考えますが、企画する気はありませんか ?

                                     以上

 

    ◆ 一般質問 質問議員の質問日と質問内容