金子みすず
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさん唄はしらないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
有名になりました。
金子みすずさんの詩に出あったのは、
10年位前かな・・・まだ書店で探しても、手に入れること難しかったころです。
異文化交流なんていいながら、取り組むところも多い中
一人違和感を感じていました。
自分の国の言葉さえままならないのに・・
自分の国の文化さえ知らないのに・・・これでいいのかな?
そんな折、留学をした友達の言葉を聞きました。
「大人になってからでも、他の国の言葉も文化も知ろうと思えばいつでもできる。
でもね
他の国の言葉を知っていても、自分の国の言葉を知らないと
聴いた言葉を、日本語にできないと
伝えられないし伝わらない。
日本語は本当に豊かだと思った。素晴らしい、
海外に出て初めて感じることができたの。」
と・・
そうよね、豊かな言葉を伝えてゆこう。
自分を表現する力と
生きる力と知恵と、やってみようと思える気持ちと。やりきる力。
自立心そして自分がすき!
最近は、言葉科なるものもお目見えしています。
わらべ歌も見直されてきています。
現場でも取り組むところもふえました。
(昔一人でもめげずにやっていた頃より、やっぱり楽しい。)
学校に入ってからではなく、本当は
幼い頃に大人が、話を聞いてあげて、生の声で語ってあげて、歌ってあげることが
とても大切だとおもっています。
わらべ歌も、詩も、絵本も、
そして、自然の中で様々な体験をすること、五感をしっかりと、はたらかせること。
テレビの世界でなく
人と自然の中で育っていってほしいな・・
わが子にはできなかったことばかり
なので、我が子の日本語はひどいものです。
そして私も・・・。
反省しかり・・子ども達と私も一緒に育ってゆくことにしましょう。
伝えたい言葉を、出会わせたい言葉を、人形達にのせて・・。