METALTEACHER Blog

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HELLOWEEN "PUMPKINS UNITED WORLD TOUR 2018" in JAPAN

2018-03-28 20:45:37 | 日記
3月23日(金)、この日は3学期の終業式だった。この時期の金曜日には、たいてい職場の飲み会があるものだが、私は自分が所属する2学年の飲み会には参加せず、Zepp TokyoでHELLOWEENのライブを堪能したのだった。

最初にHELLOWEENというバンドに出会ったのは、大学4年生の時だったと思う。同じ学科のヤツがメタル好きということがわかり、彼に借りたCDが「KEEPER OF THE SEVEN KEYS Part Ⅱ」だった。疾走するリズムにキャッチーなメロディが乗り、しかもボーカルは、今までに聴いたことがないほどの伸びのあるハイトーン。一発で引き込まれたのと、当時、音楽を聴きながら建築製図の課題をかいていたこともあり、リピート状態で何度も繰り返し聴いたのをよーく覚えている。
その後、ボーカルのマイケル・キスクが脱退し、元PINK CREAM 69のアンディ・デリスが加入したが、たとえHELLOWEENが引き続きシーンの第一線で活躍していたとしても、私にとって本当に聴きたいHELLOWEENは、「キスケ」ことマイケル・キスク(Michael Kiske)が歌うあのHELLOWEENだったし、その思いは当時の多くのファンも同じだっただろう。
今回、現ラインナップにマイケル・キスク、そして同じくかつてバンドを脱退し、現在はGAMMA RAYで活躍するカイ・ハンセン(G)が加わり、”PUMNPKINS UNITED”としてワールド・ツアーを行っている。ちなみに、東京はこの日を含めて3公演がソールド・アウトだった。

ワールド・ツアーの状況をあまりチェックしていなかったので、最初はメイン・ボーカルが登場しないで、カイ・ハンセンが歌うナンバーで始まるのかな、あるいは現在のボーカルであり、最も在籍期間が長いアンディが登場するのかな、と思っていたが、いきなりキスケが登場してくれた。AVANTASIA(EDGUYのトビアス・サメットが主宰するメタル・プロジェクト)ではキスケは途中から出たり引っ込んだりしていたので、今回もそうかな、という予想を裏切る出ずっぱり状態。そして圧巻の歌声だ。もちろん伸びやかなハイトーンは素晴らしいのだが、中低音のビブラートが恐ろしく強力だった。
演奏も完璧だったのだが、印象に残ったのはカイと、マイケル・ヴァイカートという二人のギタリストが並んで、リズムに合わせてギターを左右に小さく揺らしながら演奏する姿だ。また、ダニ・ルブレ(Dr)がオリジナル・ドラマーの故インゴ・シュビヒテンバーグのビデオに合わせて演奏したのも素晴らしかった。インゴが後の幾多のメタル・ナンバーにどれだけの影響を与えたことだろうか。
セットリストでは、UNISONIC(AVANTASIAをきっかけに結成された、キスケがメイン・ボーカルのバンド。途中からカイも加入している)のライブで聴けなかった”Dr. Stein”や”Rise And Fall ”が演奏され、やっと「あの時」のバンドのライブを体験できた、という思い。それにしても、キスケの歌うナンバーは泣ける。本当に泣ける。途中、嗚咽をあげて、ウォンウォン泣いてしまった。

3時間弱、至福の時を過ごしたわけだが、できればもう一度、このラインナップでのライブを体験してみたい。例えばLOUD PARKで、さいたまスーパーアリーナの満員の観客の前で演奏する”I Want Out”を聴けたら、どんなに幸せなことだろう。

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