ARTI & MESTIERI LIVE!

勤務地が都心近くから離れると、「ま、今回は行かなくてもいっかな」なんて思うようになり・・・・・・。
というわけで、今年度初めてのライブ参戦である。

「アルティ・エ・メスティエリ（Arti & Mestieri）」とはイタリア語で「芸術家と職人」という意味だ。イタリアン・プログレッシブ・ロックのバンドの中では、比較的ジャズやフュージョンの要素が強い・・・・・・という予備知識は少しあったが、ライブはとにかく圧巻だった。
特にすごかったのがフリオ・キリコのドラミング。手数足数の多さはイタリアン・プログレに合うんだろうか、と思ったが、地中海地方らしいメロディと緊張感のある演奏が混ざり合って、独特の世界観を創り出していた。そして、『TILT』は名盤なんだということも改めて実感。
スペシャル・ゲストとしてKING CRIMSONのメル・コリンズも登場。じつは私、クリムゾンについてはまだまだ知らないことが多いのだが、確かに彼のサックスは強力だ。今年12月、ついにクリムゾン来日が決定したが、これは絶対外せない。
この日のライブで唯一の不満は、ヴォーカル。おい、お前（名前知らない）、登場場面少ないんだから、歌詞ぐらい覚えてこいよ！　カンペを紙飛行機にして遊んでいるんじゃない！

今回のライブの正式名称は「THE BEST OF ITALIAN ROCK Vol.1,2」。ちなみにVol.1はOSANNA。家庭があるので、2日間行くのは気が引けたが、本当は行きたかった・・・・・・。