METALTEACHER Blog

メタル好きの高校教師がいろいろ書いております。

THUNDER Sit Down/Stand Up-30th Anniversary

2019-06-17 23:56:27 | 日記
6月9日(日)は「ロックの日」。朝、出かける妻と娘を車で送ろうとした時に、車内音声で気がついた。まあこの日に限らずロックは聞くのだが、でもTHUNDERのライブ(会場はクラブチッタ)に行こうという日にアナウンスしてくれて、気分は少し高まった。

土・日に公演がある場合、一般的には土曜日のチケットの売り上げの方が多い。なぜなら、土曜日は翌日の仕事のことを考えずに楽しめるから。
もちろん熱心なファンは両日に参戦する。隣りに座っていた女性二人組は、たぶん分担して土・日それぞれチケットを2枚ずつ電話予約していたと思う。「昨日は木の椅子だった」と言っていたので、終演後に確認したら、われわれが座っていたところはパイプ椅子で、後方は木の椅子だった。やはりこの日の方が良い席を取れたのだな。
自分自身はそこそこ熱心なTHUNDERのファンだと思うが、お金と時間に余裕がないので1日のみ参加。前日の土曜日がたまたま学校行事(PTA総会)とぶつかり、月曜日が代休という状況で、より良い座席が取りやすい日曜日のライブに行くことができた。

今回の公演はバンド結成30周年を記念したもので、“Sit Down”つまり着席してアコースティックのライブを聞く第1部と、“Stand Up”で立ち上がってエレクトリックのショーを楽しむ第2部という二つの構成。また今年発表した『PLEASE REMAIN SEATED』というセルフ・カバー・アルバムの出来が素晴らしく、これらのナンバーが前半のアコースティックで演奏されることになっている。まさにアイデア満載の公演で、土曜日の指定席チケットは完売し、当日券の立見チケットが販売されたとのこと。

日曜日なので余裕を持って自宅を出発したが、それでもかなり早く川崎駅に到着。周辺に新しいラーメン屋でもないかと散策していると、「つけめん三三㐂」という店の外に何人か並んでいるのを発見。ライブの後はここに行くことにしよう。
会場に入ると、ロビーは意外と混雑していない。既にかなりの人たちが着席していたからかもしれないが、やはり椅子席だと、満席だとしても人数はそれほど多くは収まらないのだな。
18時すぎに客席が暗転し、メンバーが登場。第1部はアコースティックということで、かなりリラックスした雰囲気でスタート、と思いきや、1曲目の“Serpentine”(『WONDER DAYS』に収録)から拍手で盛り上げる。というか、促されずとも自然と拍手してしまう・・・・・・そんな曲調のナンバーが2、3曲ほど続いた後、今度は一転してしっとりとしたナンバー。考え抜かれたセット・リストの流れに思わず唸った。終盤で“Empty City”をじっくり聞かせたあと、“Stand Up”で第1部終了、という着地も見事だ。なお、今回は専任キーボーディストがゲスト参加。ベン・マシューズとのダブル・キーボードはいつものTHUNDERの演奏とは違った音の厚みを聞かせてくれた。
第2部のエレクトリック1曲目は“Loser”。ライブにおけるオープニング・ナンバーの定番曲だ。そしてすぐに次の印象的なイントロが始まり、手拍子で反応する。“Higher Ground”だ。次々と馴染みの曲が続く。自然に身体が反応する・・・・・・。
今回、ダニー・ボウズ(Vo)の調子はかなり良い。ここ何回かの来日で一番良いのではないだろうか。また、クリス・チャイルズ(b)は創設時のメンバーではないが、すっかり存在感が大きくなって、彼を目で追う時間も多くなった。そしてベン・マシューズ(G、Key)。病気だった彼が復帰して、我々の目の前に立ち、飛び跳ねたり、ウィンドミル奏法を見せたり、いや、演奏している姿を見せてくれるだけで、涙が出てくる。ベン、元気でいてくれて、ありがとう・・・・・・。
次々と名曲を繰り出しながら、最後はいつものようにアンコール2曲目の“Dirty Love”でライブ終了。
その後、チェックしていた「つけめん三三㐂」に直行。オーソドックスなラーメンを注文したが、なかなかうまかった。そして、後から次々とライブのお客さんが来店。

初日のセット・リストも捨てがたいし、やはり2日間見に行きたかったなあ。