めるままのお気楽ブログ

明日は明日の風が吹く

盲腸炎手術

2015-07-18 17:21:38 | 日記

それは悪夢のようなものだった。

先月23日夜中、猛烈なお腹の痛みと嘔吐があった。
眠っていた夫を起こし、車で近くの救急指定病院へ・・・

そこで、とりあえず痛みどめの点滴をしてもらう。
が、痛みは容易にはひいてくれない。
その間、吐き気に何度も襲われ、熱も上がったり下がったり・・

翌日は痛みどめと抗生剤の点滴をしながら、胸部、腹部のレントゲン、腹部CT、腹部エコー、胃部内視鏡、血液、尿・・の検査をした。

次の日、検査結果が出た。
白血球の値がどんどん上がっているようだ。
「虫垂炎(盲腸炎)」の疑いが濃厚で、明日にでも手術をした方が良い・・と担当の外科医は言う。

意外な病名に驚く。
盲腸炎って若い人の病気というイメージがあったからだ。

手術は全身麻酔で、腹腔鏡手術(開腹しないでお腹に小さな穴を3か所開ける。一つはカメラを入れる穴。あとの二つは器具を入れて操作する穴)になる。
二時間ほどかかる・・など丁寧な説明を夫と共に受け、同意書にサインをした。

☆ ☆ ☆

手術室に入ると、数人のスタッフと医師が準備万端整え、待機していた。
手術台に横たわると、すぐに手足を軽く固定され、酸素マスクが口にあてがわれる。
麻酔薬は点滴から注入される。
あっという間も無く眠ってしまうのだが、その間、人工呼吸器が挿入される。


☆ ☆ ☆

夢の中で、私は溺れかけている・・・
声を出して助けを呼ぼうとしているのだが、声が、・・・・出ない。
次の瞬間、ふいに現実にもどった。
喉が苦しい。
手をバタバタ降ってみる。
「もう起きてるよ!」と、近くで男性の声がする。
すぐに人工呼吸器が外された。すーっと楽になった。

どうやら麻酔が醒めるのが少々早かったようだ。
「痛くはありませんか?」
私は目に涙を一杯ためて、ただ頷く。

薬指大のぶよぶよしたレバー状態のもの(虫垂)が、切除された。周りには脂肪がくっついていて腐りかけ寸前。
もう少しで腹膜炎を起こすところだったらしい。

その後、集中治療室に移動。
しばらくは仰向けになったままの状態だ。
看護士が「痛くは無いか」「寒くはないか」・・などと常に気遣ってくれるのが、有難い。


☆ ☆ ☆

5日間の絶食の後、3分粥を食べられたときは本当に嬉しかった。
日ごとに回復し、元気を取り戻すのを感じるのも嬉しい。
入院期間はちょうど、一週間だった。

的確な判断を下し、細心の注意を払って手術に挑んでくれた医師に、
また誠意を持って任務を遂行してくれたスタッフの皆さんに、
やさしく励ましてくれた友人に、
夜中にもかかわらず、病院に連れて行ってくれた夫に、
心から感謝いたします。

ありがとうございました・・☆(*^。^*)☆

。5日間絶食後の三分粥♪