我が青春のMBX

初めてのバイクMBX
思い描く完成形を目指して
カスタム有り/レストア有り
の作業記録ブログです!

MBXレストア計画@205 OIL警告灯

2018-03-27 | MBX 弐号機
レストア過程では気付き難かった、2つの電気系統トラブル
電圧/導通不良と、OIL警告灯が消えない現象

レストア開始以来 バッテリーレスキットで作業していた為
IGキーをONにしても
インジケーター/ウインカー/ブレーキランプが点灯しないのは、当たり前だったが
今回 バッテリーを搭載しても点灯しない

この症状だけならば、単純な配線の間違えも疑わしいが
ウインカーの点滅に変化が無い事から→電圧/導通不良と結論付けた。
恐らくバッテリーから電源が来てない。

OIL警告灯は、乗り出し整備として2stOILを充填しても消えず
シェイクダウンに、漕ぎ着けるまで気付けないトラブルだった。
OILレベルスイッチ付近で、カプラーをキャンセルすると消える事から
単純なスイッチの不良、もしくは劣化による不具合と考えた。

しかし…じっくり配線図を攻略すると
別々に考えていたトラブルが、連動している事に気付く


正しく配線図が読めていれば 同時に解決するはず!

バッテリーの+へ来る配線が断線し
バッテリーを介して電流が流れていない可能性に気付いた!
目星 通りならばテスターで、+を辿れば解決

経験/知識を兼ね備えた方ならば、当たり前の事かもしれないけど…
答えが見えてきて ちょっと面白くなって来たo(^o^)o
(苦手は苦手w 避けて通れるならば、常に避けたいw)

収縮チューブで覆われた、配線延長部が怪しいが…
ここの断線で無いと逆に厄介


バッテリー本体から順に電圧測定
12.37V


ヒューズ手前
12.36V


ヒューズ通過部
え!!!0V


急ぎヒューズを外し確認
目視では問題ないが…


導通無し


手持ちの7Aヒューズ(25mm)
導通あり

まさかの断線では無く、ヒューズ切れwww
導通確認した7Aヒューズへ交換
(散々30mmを探してましたが、25mmでも取り付け出来ましたw)

運命のIGキーON
ニュートラル&OIL警告灯が点いて


数秒経過すると警告灯が消えた!!
正常な動作(^^♪


ウインカーも!


ブレーキランプもエンジンを始動せずに作動!!


何とも単純なトラブルw 簡単に全てが解決♪

めでたしめでたし~ で、終わらせてしまうよりも
何故そうなったのか?が大事
自身へのリマインドも含め、ここへ至るまでの経緯をレポm(_ _)m

純正部品が手配できるか?(OILレベルスイッチの)
NS用でも年式による互換性が不明なので
一先ず棚上げにした(結果的には、無駄な散財をせずに済んだ)

まずは、OILレベルスイッチの仕組みを調べる

IGキーをONにすると→OIL警告灯が点灯し→数秒経過すると消える
これが正常な動作
久しく混合仕様で乗っていたので、まったく記憶にない(^_^;)

構造は、単純な機械式ギミックで
フロートが下がるとON/上がるとOFFと考えていたが…
レベルスイッチに3本の配線が、伸びている事に違和感
ON/OFFスイッチならば、+-2本で済むハズでは?

OILスイッチ部は、なかなかの電子ギミックに満ちていて
センサーとなる棒状の軸部には
磁気センサー/電解コンデンサ/コイル/抵抗が入っていて
IGキーをONにすると、警告灯が一度点灯するのは
→警告灯が切れていないか目視で確認できる様に
→センサー自体が壊れていないかチェックする為だとか

100%合っているか自信無いですが…
僕の読解力だと、IGキーをONにすると
OIL量が充分でも→電解コンデンサへ電気が溜まるまでの間
コイルへ電流が流れ→磁気センサーを電磁石とし
恐らくスイッチ部を引き付けて(スイッチをONにして)ランプが点灯する
→コンデンサへ電気が溜まると
電流が流れなくなり→電磁石が解除される
=スイッチがOFFとなる(スイッチ部が離れる)こう解釈しました。
 
OIL警告灯が点きっぱなしとなる原因は
電解コンデンサーと磁気センサーに要因があると推測
単体のトラブルならば、有力なトラブルシュートだけど…

IGキーをONにしても
そもそもインジケーターが点灯しない症状を併発している。
つまり+が来て無い!

ここで余り馴染みの無い「電解コンデンサ」について調べてみると
電解液が入っている(染みこんでいる)小さなバッテリー!
更に磁気センサーに、大きな電流が流れると、
電極の接点が離れにくくなる現象も起こりうるとか

そこで違和感を感じた
レベルスイッチへ繋がる3本の配線

MBXには緑グループのアースと、黒グループのアース(と言う呼び方で良いと思う)
この緑グループと黒グループのアースを間違えたり
うっかりアースへ+を繋ぐと、思わぬ不具合を示す
(これまでの記事でもやらかしてますねw)

レベルスイッチへは
その緑グループと黒グループ、更に+電極の3本が伸びている。

まずは黒グループを、全て辿ると面白い結果が出た
黒グループの接続先は、レギュレーターを介して
IGキー/左ハンドルスイッチ/左右ウインカー/FRブレーキランプ/ニュートラルンプ/水温計
そしてOILレベルスイッチへと伸びている!

この組み合わせが、解った瞬間に目から鱗
全てがエンジンを始動せずとも
IGキーをONにすると動作する部分なのです!

バッテリーから+が来て無い疑惑が、確証へと変わる瞬間でも有りました
バッテリーから+が来て無い為に→IGキーONにしても電流が来ず
エンジンを始動し発電されないと+が来ない
発電された電力だけが、レギュレーターを介し流れている状態だったのです!
ゆえにIGキーをONにしても、インジケーターが点灯しなかった訳です。

発電された交流電流が→直流へ変換されて
ある程度のレベルへ整流される所までは
レギュレーター/レクチャファイア/ダイオード等で行われているが
バッテリーを通過していないので12V以上の過電圧/整流も完璧に行われていない
*12Vではバッテリーへ充電されないので、12V以上の電圧が一度バッテリーへ流れ
 蓄電される事で→安定した直流12Vへ整流されている
小電力バルブ球切れ発生も、原因はこちらと結論が出る
=レギュレーター/セメント抵抗器は無事?

そしてOIL警告灯は…
バッテリーから+が来てない為に
→電解コンデンサにチャージされない

整流されてない過電圧が走っている為
磁気センサー電極の接点が離れなくなっている
いずれの症状か?併発しているか?

更に興味が出たので、緑グループを辿ると
こちらはバッテリーよりのアース
黒グループと緑グループ両方が伸びている
末端パーツは、IGキー/水温計そしてOILレベルスイッチ

この結論に辿り着くまで
随分と遠回りしましたが …
キーONにすると、インジケーター類が使える意味も解り
大変 勉強になれましたo(^o^)o

結果的には、ただのヒューズ切れwww

電気を生業とする先輩に、有りがたい言葉を頂戴しました
「電気は雰囲気でOK」
先輩に言われると、実に深いお言葉です!!

僕なりの解釈だと
配線図の解読に時間をかけたり、テスター地獄に陥るくらいならば
まずは「単純明快」な場所を疑い、ちゃちゃっと作業する

今回のヒューズの件も(記憶に新しいギボシの件も)
「ん?電気来て無い?ヒューズじゃねw お♪直ったwww」
正しく「雰囲気でOK」の世界
結果が出てから逆算的に、答を導き出した方が早そうですしね

今後の流れとしては
分離給油/OIL警告灯装備の弐号機こそ、バッテリーを搭載するべきなので
壱号機は、バッテリーレスキット仕様へ変更し
LED化等の次の一手へ進みたいと思います。

2歩も3歩も前進!!




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2 コメント

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あるある (hc04)
2018-03-29 09:05:37
お疲れさまです。不具合解消よかったですね。
見た目でわからずにあーでもないこーでもないとやったあげく、こんなとこだったんかい!
 しかし遠回りで得る知識もあり結果オーライですよね。
うちは久しぶりに50のエンジンかけようとしたらキャブがオーバーフローで、ただいま片手で分解清掃中です。
あるあるですw (マナブタ)
2018-03-29 12:39:45
>hc04様

こんにちは!労いありがとうございますm(_ _)m
本当に、こんな簡単な事で…
でしたが結果オーライでした♪

オーバーフローも、ドツボに嵌る事ありますよね(汗)
解消しますように~

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