Maxのブログ

Maxが、報道などを丸呑みせず、自分で見聞きしたこと、感じたこと、を投稿します

応急仮設住宅での生活

2012-09-30 21:25:27 | 日記

私が入居した仮設住宅は中学校の裏に建てられた鋼板のプレファブです。
全部で75戸、集会所が付設されていて、自治会がしっかり運営されています。

この中の20数戸と「みなし仮設」6戸が、災害集団移転をすることになっています。
行き先はすでに決まっていて、今年度中に計画決定、土地買収。
来年度造成、移転住宅の建設という予定になっています。

住んでいる住民の6~7割が漁師さんで、主としてワカメの養殖をやっています。
三陸のワカメは、肉厚で、歯ごたえの良いのが特徴です。

おじさんたちは漁か土木工事、おばさんたちは水産物の加工で働いていて、
職にあぶれている人はあまりいないそうです。

夕方は、おじさん5,6人、おばさん5,6人それぞれ別の場所で井戸端会議を開いています。のおうな
お隣からおかずをもらったり、急に雨が降ったら団地内の人が仕舞ってくれたり、
昔の江戸の長屋のようです。

朝6時には、音楽が流れ、目覚ましが要りません。
今雨が降って来ました。台風17号の影響でしょう。
雨の音が鋼板にひびきます。

 


 

 


ブログ再開

2012-09-29 21:23:18 | 日記

半年近く更新できませんでしたが、大船渡から更新再開です。

津波と地盤沈下で、港は大きな被害を受けています。

 

一部の港では、沈下した護岸を嵩上げして漁船が着けられるようになっています。

しかし、荷捌場は満潮時には海水に浸かってしまいます。

乾燥鮑で世界に有名な吉浜湾では、筏を固定する「土俵」(砂利を詰めた土嚢)を準備していました。

漁港の背後にあった「金比羅恵比寿」さんです。

「豊穣の海」は、また恵みを与えてくれるでしょう。

しかし、その前に、安心して住めるまちづくりが必要です。

低い海岸堤防にして(あるいは堤防なしで)逃げやすいように、避難道路、避難建築物をつくるのか?

高い護岸で、ある程度までの津波に耐えられるようにするのか?

今、港毎に、シミュレーションデータ、海岸を作ったときのイメージなど、をもとに話し合いが進められています。

高い壁が圧迫感を与えないような、リブ、小段など、デザイン上の工夫が首都大学東京の饗庭先生のグループから提案されています。

お年寄りは、一日も早いまち、漁港の復興を待ち望んでいて、遅延が許されない状況ですが、
一方、子孫、末代までのことも考えなければという意見も。

皆が納得ずくで合意した上で、復興しなければなりません。むずかしいところです。

 


Photoアルバム

季節やイベントの画像です