Maxのブログ

Maxが、報道などを丸呑みせず、自分で見聞きしたこと、感じたこと、を投稿します

海は裏切らない

2011-12-13 09:20:46 | 日記

12月16日NHKプロフェッショナル~仕事の流儀~を視た。
宮城県気仙沼市舞根(もうね)湾で牡蠣養殖を再開した畠山重篤さん。
「カキじいさん」と呼ばれ、23年前から山に2万本の木を植えてきた男だ。

51年前のチリ地震津波を水産高校生の時に体験。
津波の後は、カキが早く育つことを体験した人だ。

父の代から舞根でカキ養殖を始め、大粒で味がよいと評判だったが、
昭和40年代に赤潮で大きな被害を受け、フランスのロワール河口でのカキ養殖を見学して、
背後の山に植林することで赤潮を防げるこに気づいたという。

そこへダム計画が登場、落ち込んだ重篤さんへ、母の小雪さんが、
「下を向くな、自分のやり方を貫きなさい」とはげまし、
こつこつ貯めていた、お金を差し出したという。

今回の津波で養殖筏が壊滅、奇跡的に見つかった稚貝を半信半疑で舞根の海に入れたら、
11月には食べられるまで育った。試食する重篤さんの顔が本当にうれしそうだ。
「それでも海を信じている」という気持ちが通じたのだろうか。

励ましてくれた母の小雪さんを津波で亡くし、自分も過労で気管支炎に倒れた重篤さんだが、
長男がしっかり継承。今年、危ぶまれた種付けにもなんとか成功。
来年は、牡蠣を収穫できそうだ。
応援をおくりたい。

「復興オーナーズ&サポーター」を募集しており、1口1万円で牡蠣+ほたて合計10個を送ってもらえる。
ただし、実際の配送は復興後ということで、早くて来年秋ということになりそうだ。

 


Photoアルバム

季節やイベントの画像です