Maxのブログ

Maxが、報道などを丸呑みせず、自分で見聞きしたこと、感じたこと、を投稿します

ざる菊

2009-11-21 05:50:42 | 日記

 今年、菊関係のエントリー3回目。

 最近、湘南地域で広まっている、「ざる菊」を見にいった。

 二宮町川匂(かわわ)の、善波(ぜんば)さんの「ざる菊」
7,8年前に始めたざる菊園には、近隣の人達が大勢訪ずれる。

 約400株の菊で、ざるをかぶせたような形から「ざる菊」と呼んでいる。
直径は1メートルから1メートル半くらい。
ひとつの株に4000個の花がさいている。
11月初めに開花したすぐは、真っ白い花で、だんだん色が付いてきて、
上の写真のような「蘇芳色」となる。
このほか、赤花と黄花もある。


上は、拡大写真。

 場所は、箱根駅伝で毎年定点中継される、東海道(国道1号線)押切坂上の
交差点から山側に入ってちょっと行ったところで、
ざる菊園」看板が立っている。入場無料

 このざる菊を作ってみようという人のために、苗の申し込みを受け付けている。
来年5月にさし芽をして、6月ころ苗を受け取るシステム。
近辺で栽培する人も増えているようだ。

 10数年前から「ざる菊園」を開ているのが、小田原市久野鈴木さん方。
沢山の人が訪れるので、バス停の名前が「ざる菊園前」に変わったという。

 ここは、階段状にざる菊が作ってあり、立体的なざる菊が楽しめる。
入り口からの通路両側には、鉢仕立てのざる菊が並んでいる。

 南足柄市では、今年から、まちおこしに役立てようと、矢倉沢地区の10か所に
2000株のざる菊を咲かせ、観光客の誘致を行っている。

 あちこちに広まって、湘南の秋を彩ってほしいものだ。

 


収穫体験

2009-11-17 11:25:23 | 日記

 タウンペーパーを見ていて、目に付いた「町内観光ツアー」。
 わが町は、たいして大きくない町で、人口3万人くらい。
 割合温暖で、「長寿のまち」というキャッチフレーズで売っている。

 引っ越して来て10数年だが、知らないところも多い。
 それで、一回参加してみるか、と思い立った。

 先着50名というので、すぐに観光協会へ申し込み。
 照合場所を言われたが、ちょっとあいまい。ま、早めに出かければ分かるだろう。

 弁当、お茶、軍手持参というので、バックパックに積み込んで出発。
 近くの交差点に棄て看板が立っている。
 「里山散策・収穫体験ツアー」とあるが、これに違いない。

 集合時間30分前、おそろいの黄色のベストを着けたスタッフが数人いて、
受付が始まっている。参加者はまだ数人。
 駐車場もあったが、車の人は少ない。案内に、駐車できることが書いてなかった。
 これなら自転車でくるのだったか、と思ったが、遅い。

 参加者49名で、半数は町外からの参加で、東京からの人もいると言う。
 オバサンが多く、大体2,3人のグループのようで、賑やかだ。
 若いお母さんと子供という参加者もいる。

 定時に出発、5分でトイレ休憩。
 10分くらいでサツマイモ畑に到着。一人一株で、すぐ終了。
 
 次はしいたけ取り。冷房施設のある寒冷紗をかけたハウスで作っている。
 説明をきいたあと、一人250g収穫。
 ハウスを出たところで、秤にかけ、多いの・少ないのを調整。

 ポイントは温度管理で、18度以下になると、種の保存のためキノコが出てくるという。
 収穫したあとは、常温で1ヶ月休ませ、またハウスに搬入。
 となりのハウスでは、おがくずを使った菌床栽培。

 スーパーでシイタケの袋に書いてあったが、なんのことかと思っていたが、
 納得!

 
次はミカンの収穫。
 元はハウスミカンを作っていた農園だが、燃料の油代が高騰したので、早生は止めたという。
 そのかわり、葉付きミカンを正月以後に出荷するという。
 そこで、そのハウス前にある露地ミカンを収穫。

 一人20個だが、少しでも良いミカンを取ろうと、樹に登っている人もいる。
 2本の樹があったが、両方を試食して、どちら旨いか試している人も。
 配給された袋が小さすぎて、10個くらいしか入らない。
 ちょっとした騒ぎとなった。

 これで収穫体験が終了、「ふるさとの家」で昼食。
 炭火を用意してあって、しいたけの試食。火が弱く、なかなか焼けない。
 豚汁が町役場から提供され、昼食を楽しむ。
 もとは茅葺だった農家を瓦葺にしてあり、昔の農具などを展示してある。

 予定より早く解散となったが、概ね好評だったようで、
 「来年また来ようね」という声がしていた。
 毎年違った内容にするのは大変だろうが、楽しい企画を続けて欲しいものだ。
  
 
 

 


手詰め

2009-11-17 09:44:23 | 日記

 以前の記事に書いたが、藤沢周平の小説を読み続けている。
最近、橋にちなんだ「橋ものがたり」「夜の橋」という短編集を読了。
この「夜の橋」の中に、「一夢の敗北」という短編がある。

 九州高鍋藩主の次男から米沢藩主となり、財政改革を行ったことで有名な、
上杉鷹山のお国入りの際の藩士の反発を描いたものだ。

 このなかで、閑話休題のようなかたちで、剣術の諸流について述べた部分がある。
武道には表の技の他、裏の技があり、剣術とともに縄術、棒術、柔術などを練習していた。
著者は、阿字一刀流を米沢に伝えた梅沢忠兵衛広道が使った
手詰め」というものがわからないといっている。

 「手詰め」で検索しても、将棋の記事ばかりだが、一つだけ武術のものがあった。
江戸時代、盛岡藩の御留流であった「諸賞流和(やわら)術」である。

 流祖は藤原鎌足(「狐伝流」)、中興の祖が坂上田村麻呂(「無想観世流」)という。
御前相撲大会で抜群の強さを見せた観世流46代毛利宇平太国友が、
「諸賞流」を名乗ることを源頼朝に許され、継承した47代岡部武兵衛庸重が盛岡藩に伝えたという。

 打撃業が主体で、危険なことから藩の御留流(門外不出)とされた。
この型が、それぞれ「表」→「ほぐれ」→「裏」→「変手」→「手詰」の五段階に変化する。

 何らかの道統を伝って、梅沢の師であった味岡久之右衛門光綱が体得したものか?

 柔道、剣道など武道が国際化・スポーツ化して、本家の日本がなかなか勝てなくなっている。
陸上競技やバスケットで古武道を取り入れた話が有名だが、
古い柔術、剣術など、原点に帰って稽古をしてみるのが、壁を破る契機になりはしないか?


菊花展

2009-11-09 10:28:12 | 日記

 「東京観光菊花大会」を見てきた。
日比谷公園で、毎年11月1日から23日まで開催されている。
参加団体は、日本菊花協會、東京重陽會、東京菊花会の3つ。
作品の展示の他、栽培指導も行っている。

管物、厚物などの種類を、様々な仕立てで見せてくれる。
上の方が細管物、その下が厚物、一番下が太管物。

これは、江戸菊と言って、江戸の人が好んだ菊だそうだ。
懸崖仕立て、盆栽仕立て、3本仕立て、だるま仕立てなどいろいろだ。

 菊は、「国の華」とも言われ、古くから愛されて来た花だ。
枕草紙に「菊はすがれたるも・・・」とあったような・・・
丹精を込めて作り上げた菊も良いが、
野辺の小菊が自然のまま咲いているのも好もしい。

 会期中、美しい花を維持するためには、相当手間を掛ける必要があるようで、
上の写真のように、綿棒で、花びらを一片一片掃除したりしている。

 菊は、全国に愛好者がいて、古くから奥州菊、美濃菊、嵯峨菊、肥後菊、伊勢(松坂)菊
などが有名である。
また、菊で着物を象って人の頭をのせた「菊人形」もあちこちで展示されている。
神社やお寺など各地で展示会が開催されているので、菊の薫りも楽しんでみたらどうでしょう。

 

 

 

 


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