小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

NHKさん、有難う!先週の朝ドラに島谷復活。

2017-09-04 | 日記
朝ドラ、ひょっこに佐賀に戻って家業を継いだ島谷を訪問してくれてありがとう。
全国の島谷ファンも納得したと思います。NHKさん、これからもしっかり受信料払います。

次いでで申し訳ございません。昨日ののど自慢大会(半田市)有難う。
半田高校の記念祭である柊祭(ヒイラギサイ)まもなくです。
柊祭の一般公開は9月10日となっております。
多数のご来場を、お待ちしております。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東ロボ君の教えてくれたこと。

2017-09-04 | コンピュータよもやま話
2012年に始まったプロジェクト「ロボットは東大に入れるか。」国立情報学研究所の新井紀子教授をプロジェクトリーダーとする。人工知能の研究は既に40年以上の歴史がある。その研究成果を再編し、新たな知見を得ることを研究目的とする。人工知能研究の初期より、自動定理証明が研究されてきたこともあり、今回のプロジェクトでは東大に入学できるAIを完成させることが出来るかの検証も目的とされた。ここでは比較的良好な結果の出た東大入試数学のソルバーについて調べてみた。数学の問題は、当然自然言語で記述されているので、それを入力する。次にそれを解析して、一階述語論理式に変換し、ソルバーによって同値変形、数値解析を行い答を見出す、或いは命題を証明する。作成した東ロボくんに東大理系数学問題、ベネッセ模試、代ゼミ模試、駿台模試などを解かせたところ、6題中2題から4題完答したと言う。二次試験については期待するレベルに到達できた。しかし、センター試験では苦戦を強いられ、偏差値は60点台に到達しなかった。二次試験では偏差値は76.8点に到達。センター試験を苦手とする東ロボくん。国語、英国、社会は二次試験でも苦手であった。昨年の11月、東ロボくんを東大に合格させるプロジェクトを終了する旨が発表された。数学については、問題の自動解答の研究は継続することとなった。改良すべき点は、自然言語処理部分である。数式処理への落とし込み部分にはZF集合論が使用されている。その上で、論理式が評価されている。他に、大切な要素技術としては限量記号消去法だ。

最後に、こうした研究で注意すべきは、AIにより、何が出来るではなく、何が出来ないかである。出来ない部分に、人間の知能の特性が含まれているという視点が最も重要だと、私は考える。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする