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Star People / Miles Davis

2006-02-18 14:43:34 | Miles Davis
1981年にThe man with the hornで復活してからの、スタジオ盤2作目。
マイルスをリアルタイムで聞いていたのは、このあたりの時代です。

当時The man with the hornを聞いた時は、なんだかまだ完全復活していないで手探り状態のような気がして、個人的にはこのStar Peopleの方が好きでした。電化マイルスを聞いた後に、再びStar Peopleを聞くと、1曲が短いのがとても残念でなりません。70年代ならば、ライブの勢いとテオ・マセロのテープ編集で、LP片面20分ぐらいたっぷり聞けそうな曲が、10分ぐらいでフェードアウトしてしまうのはとても残念です。アルバムの最後までフェードアウトして終わってしまうというのは、ちょっといただけません。フェードされたスターズ・オン・シシリーはどこで輝いているのでしょうか・・・

本作では、ギターがマイク・スターンとジョン・スコフィールドの二人となり、ドラムがアル・フォスターとバンド編成も音楽的にも、復帰後のマイルスの作品の中では、最も70年代に近いものになっていると思います。ベースは、このあとのマイルス・デイビス・グループで大きな役割をしめていくマーカス・ミラーというのも見逃せません。70年代までの音を脱ぎ捨て、80年代の"電子化"マイルスへのターニングポイントとなった作品という事もできると思います。



[Star People]
Miles Davis(tp,key)
Bill Evans(ss,ts)
Mike Stern(g)
John Scofield(g)
Marcus Miller(e-b)
Tom Barney(e-b)
Al Foster(ds)
Mino Cinelu(perc)
1982~83


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