おいみず亭 Family & Friends

美味しい食べ物と知的好奇心、そして楽しい仲間!!

モネ~ガレリア

2007-04-30 02:43:17 | 亭主独白
長女が見たいといっていた「大回顧展モネ 印象派の巨匠、その遺産」を見に国立新美術館へ行ってきました。黒川紀章設計の、あのうねうねしたガラス張りの美術館です。

東京メトロ・千代田線の6番出口を出て、エスカレーターを乗り継いでいくと、出口は自動的に美術館の裏口に繋がっています。有無を言わせずチケット売り場の前に出てしまいます。
ここでちょっとした列に並んでチケットを購入。そのままテラスを歩いていくと美術館の中へ。ここまではうねうねガラス構造の反対側からのアプローチなので、うねうねガラスは見る事ができません。いきなり、美術館の中に入り、内側からうねうねガラス構造を見る事になります。

ゴールデンウィークはみんなダ・ビンチ見に行ったかと思いきや、やはり日本人はモネが好きなのか、展示室入場まで約20分待ちの行列に並ぶ事になりました。
ようやく、展示室に入ると、予想通りの人。展示スペースが結構細かい仕切りで区切られているので、コーナー毎に人があふれています。
展示内容は、「色彩」「ジャポネスク」「リズム」などテーマ別になっています。別室では、それぞれのテーマ毎に、同じテーマで描かれた現代美術の作品が展示されていました。モネの用いた手法の現代的な意味を探るという事でしょうか。ただ、こちらのコーナーはそれほど真剣に眺めている人は少なかったようです。
テーマ毎に展示された作品は97点。これだけまとめてモネを見られるのも幸せではありますが、少々食傷気味でもありました。一つ一つじっくり(人が多いのでそれも、なかなかできませんが)鑑賞していたら、時間がいくらあっても足りません。
ということで、やや足早に人々の間をくぐり抜けて、睡蓮へ。
今回の展示では、睡蓮が、モネの手法のたどり着いた総合的な作品だという位置づけで展示してあります。実際、淡い色調の表現、水面に反射した風景、透明な色彩。モネのたどり着いた究極の境地なのだと思います。

展示室を出て、乃木坂とは反対の出口から出ると、例のうねうねガラス構造を見る事ができます。写真で見ると、このうねうね構造がどうもピンと来なかったのですが、外側から見ると、樹木やカフェテラスを包み込むような凹凸がとても自然なものに見えてきます。鉄とガラスと自然。こちらはモネの睡蓮のような究極の統合とはいえないかもしれませんが、四角く切り取られたビルとは、一味違った風景を作り出していました。

美術館を出て、さてどちらへいったら良いものやら。乃木坂辺りは詳しくないので、とりあえず東京ミッドタウン(TMT)を目指して歩いていきました。道なりに歩いていく事5分ほどでしょうか、いきなり見慣れたTMTの前に出たので、これはちょっとびっくりしました。頭の中の地図を大急ぎで修正。

TMTのスタバでお茶を飲んで一休み。
とはいえ、凄い人出なので、テーブルは全て満杯。近くのベンチに腰掛けて、どうにか休む事ができました。
すると突然次女が「東京ミッドタウンてどこ?」と聞いてきました。ここがTMTだというと「クリイジー・フォー・ユーが聞こえたからそうかなと思っていた」と、劇団四季マニアの次女はニコニコと満足したような顔になりました。

一服した後にTMTのショッピングエリア・ガレリアをちょっと覗きに行きました。
まだブランドに興味のない子どもたちは、お店にはあまり興味ないようでした。

ゴールデンウィーク2日目、ポカポカ陽気に誘われて、お上りさん気分を味わった一日でした。



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Henry Cowへの道 / Unrest (remastered)

2007-04-27 03:11:32 | Henry Cow
靴下2枚目。
うーん、これは困った。

Unrest。
ブログ記事を何度も書いては消し、書いては消し・・・
つかみ所が無い・・・の逆。聞くたびに新しい発見があります


1.Bittern Storm over Ulm(ウルムを覆うビターン・ストーム)
2.Half asleep; Half awake(眠半醒)
3.Ruins(廃虚)
4.Solemn Music(厳粛な音楽)
5.Linguaphonie(リンガフォニー)
6.Upon entering the Hotel Adlon(ホテル・アドロンに足踏み入れつつ)
7.Arcades(拱廊)
8.Deluge(氾濫)

Personel
Tim Hodgkinson
 Organ,Alto Sax,Clarinet,Piano
Fred Frith
 Stereo guiter,Violin,Xylophon,Piano
John Greaves
 Bass,Piano,Voice
Chris Cutler
 Drums
Lindsay Cooper
 Bassoon,Oboe,Recorder,Voice



オリジナルメンバーのジェフ・リーが抜けて、替わりに入ったのが女性バスーン奏者、リンゼイ・クーパー。オーボエも担当します。
ヘンリー・カウの音、アバンギャルドでありながら、どこかのどかな牧歌的なところがあるのは、リンゼイのバスーンの音の影響かもしれません。

LPのA面にあたる3曲。
1曲目は元歌はヤードバーズの曲だそうです。短めの曲ですが、1stアルバムのイメージを残した曲です。
この曲が短いイントロとなって、いよいよアルバムのスタート。
2曲目Half asleep;Half awake。
以前、インターネットラジオで聴いて良いなぁ、とおもったのがこの曲。
物憂げなピアノで始まり、管楽器とギターの即興的な絡みたいで曲が展開し、そして再びピアノソロで曲が閉じます。
即興演奏なのかと思いきや、意外としっかり構成を練り上げた曲なのだと思います。
そしてLPのA面最後は、名曲Ruins。12分を越える大作。このアルバムのハイライト。

最初聞いたときはフリスの攻撃的なギターと、カトラーの手数の多い、でもどこか冷静なドラムばかり目立つ曲でした。
でも、なんとなく記憶に残るメロデーがあります。
実際、この曲をLPで聞いたのはもう10年以上前の事だったと思います、しかも、そう何回も聞いた訳ではなかったのですが、「そうそうここ覚えている」というメロディーが沢山ちりばめられていました。
結局、そういった曲の断片に惹かれて何度も聴いていました。それこそ、毎日の通勤途中に、朝も夜もかかさず聞いていた時期がありました。
どこか遠くの方から聞こえてくるようなオルガン、そして管楽器がパラパラと入ってくると、空から降ってくるようにザイロフォンが響き、そしてフリスの引き裂くような、猫の叫び声のような暴力的なギターが割り込んできます。クリス・カトラーも、フリスのギターに合わせて激しくドラムをたたきまくります。
その大暴れが約3分ほど続くと、チーンとベルの音。
その音を合図にギターとドラムは静まり返り、フリスの奏でる物悲しいバイオリンとこれまたトツトツと話しをするかのようなバスーン。
Ruinsを「廃棄」と訳すか「遺跡」と訳すかでイメージは違うのですが、ギターとドラムが破壊の限りを尽くした跡地にやって来たちょっと悪戯好きな精霊? 女神? そんなものがフワフワと漂っているようです。
バイオリンとバスーンの対話が7分過ぎまで続くと、再びザイロフォン、管楽器、そしてギターが再び現れます。
やがて、曲も残り2分ぐらいになりドラムのロールを合図に、曲は再フルスピードに。ギターとドラムがグングンとひっぱり、メンバーが一丸となってエンディングに向かいます。
興奮が最高潮に達したとき、潮が引くように楽器が一つ、また一つと引いていきます。
そして、再びオープニングと同じオルガンの音が、こんどはどこか遠くの世界にいってしまうかのように、静かに消えていきます。

大暴れのRuinsが終わると、一転現代音楽のようなSolemn Music。
ベース(オルガン?)とオーボエによる小品です。
そしてここからは、即興的な小品がいくつか続きます。
ここからが、アルバム後半の始まり。

一曲一曲、しっかりと作り上げられた大作が並ぶA面と比べると、後半の曲はちょっと散漫な感じがします。
解説によると、どうやらアルバム1枚分の曲が揃わないまま、レコーディングに突入したようです。
スタジオで即興的に曲をつくりながらレコーディングを進めていたようです。
そんな後半の曲の中でも、Delugeはすこし違った感じがあります。
ベースとドラムのリズム隊が静かに曲のイメージを作り上げていきます、
そこに管楽器とギターが緩やかに滑り込んで、まるでマイルスの「オーラ」を聞いているみたい、というと褒めすぎかもしれませんが。。。
ゆっくり、ゆっくりと曲が盛り上がってきたその時に、一転ジョン・グリーブスのピアノの弾き語りが引き継ぎます。ちょうどHalf asleep;Half awakeのイントロのピアノに呼応するかのような、物憂げで、ちょっとおしゃれな感じのピアノです。
このピアノをを聴いていると、まるで今までの時間が夢だったかのように思えてきます。
あるいは、なかなか醒めない、夢の中の夢のはじまりであるかのように。。。



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ビルワイマン写真展

2007-04-22 14:24:23 | 亭主独白
用事があって、新宿へ。
ついでに伊勢丹で買い物。
5階をふらふらしていたら、小さなギャラリーでビル・ワイマンの写真展をやっていました。

ロン・ウッドが絵を描いているのは知っていましたが、ビル・ワイマンは写真撮っていたんですね。ステージ上がる前のストーンズとか、若かりしミックやブライアン・ジョーンズ。バックステージ(?)のクラプトンとか、展示してある写真の数は少ないのですが、被写体をストレートに写した写真の数々に、おもわず見とれてしまいました。そして、その下の値札にもため息・・・

なんのひねりも無い、直球勝負の写真なのですが、それだけ間近にいた目撃者による、その場の空気が伝わるような写真でした。

帰って来て、ネットで調べたら、新宿ウォーカーに載っていました。
http://www.walkerplus.com/shinjuku/event/20070412rolling.html




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風景と音楽

2007-04-14 03:56:26 | 亭主独白
東京ミッドタウン(TMT)に行ってきました。
親会社がここに移ってきたので、朝から会議でした。
「朝から」といっても始まりは10時。のんびりしたものです。
ラッシュも終わった電車で、ゆるーい出勤。iPodでは、今日も「牛」を聞いていました。

六本木ヒルズの森タワー。最初に見たときは、金属の筒みたいで、変な格好のビルだと思いました。
TMTもへんな格好です。なんだか唐突に出現した、角張った高層ビル。都庁とか六本木ヒルズのような、単純に四角くないビルを見過ぎたせいでしょうか、ただの四角いビルがなんとも無粋に見えてしまいます。

そう思っていたのですが、今日、iPodで「牛」のUnrestを聞きながら見上げたTMT。
その無粋なところが「良いんじゃない?」って感じました。
気がつけば「牛」も、なんとなくポキポキしていて、無粋なところがあります。そんな音が、TMTの見える風景と重なったのでしょうか。
妙なところでねTMTと「牛」の出会いがあったものです。
こうしてみると「牛」の音、結構都会的でおしゃれなのかもしれません。




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4月12日のこと: カート ヴォネガット

2007-04-14 03:02:12 | 亭主独白
カート ヴォネガットが亡くなりました。
一時期(本の一瞬ですが)立て続けに読んでいた時期がありました。
そのころはカート ヴォネガットJrと「Jr」がついていました。

「スローターハウス5」とか「プレイヤーピアノ」。読みにくいのでなかなか手が出なかったんですが、大学の同じ卒研のK君から「猫のゆりかご」(「プレイヤーピアノ」だったか・・・)の文庫をもらったのが、出会いでした。K君も「読みにくいから」とほおっておいたものを、もらってしまった、そんな感じだったと思います。

早川のSF文庫から出ていたので、一応SFに分類されていました。
でも、本人も言っていたように、内容はSFではありません。
いや、SFなんですが、SFではありません。
ヴォネガットの描く世界が、SF的なのですが、だからといってSFではありません。
当時は、そういうちょっと外れたSFが好きでした。

「ジェイル・バード」が出たときは、それこそ待ちかまえて買って、読みふけりました。
主人公はショッピングバッグレディ。身寄りの無い、みじめな老女。
でも、それは仮の姿。クレジットカードは指紋認証の時代。自分の指が奪われるのではないかと、恐れおののきながら生きている、大金持ち、というのが彼女の本当の姿。
いくらお金持ちでも満たされない心。
かごの鳥のように、自由に飛ぶ事のできない心。
未来のアメリカを舞台とした、なんとも寂しいストーリーを、コテコテのブラックユーモアで包んでいます。そのブラックなところが、時々ついて行けなくなることがあります。読みにくいさて感じるのは、そんなところに原因があるのかもしれません。

SFを、というより、一時期小説を全然読めなくなった時期がありました。
本を開いても、まったく受け付けられなくなったんです。
そんなこともあって、いつの間にかヴォネガットも読まなくなってしまいました。
本屋に行って、新しい本が並んでると、気にはなっていたんですけどね。
合掌




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Henry Cowへの道 / In Praise of Learning

2007-04-12 01:55:30 | Henry Cow
まったく、なんでいまごろ30年も前のアルバムにはまっているんだろう、と思うほど、ここのところHenry Cow漬けになっています。


1.War(戦争) Moore/Blegvad
2.Living in the Heart of the Beast(野獣の心に棲みつき) Hodgkinson
3.Beginning: The Long March(序曲: 長い3月 長い行進) H.cow/S.Happy
4.Beautyful as the Moon - Terrible as an Army with Banners(月のように美しく、軍旗はためく軍隊のように恐ろしく) Frith/Cutler
5.Morning Star(明けの明星 ヴィーナス) H.cow/S.Happy

靴下三部作の3作目です。
このアルバム、いくつかの聞き所があると思います。
そのひとつが、超アバンギャルド・ポップなSlapp Happyと合体したHenry Cowの方向性。

まず、メンバーを見てみると・・・
Anthony Moore: Piano,Electrics & Tapework
Dagmar Krause: Voice
Tim Hodgkinson: Organ,Clarinet,Piano
John Greaves: Bass,Piano
Fred Frith: Guiter,Violin,Xylophone,Piano
Cris Cutler: Drums,Radio
Lindsay Cooper: Bassoon,Oboe
Peter Blegvad: Guiter,Voice & Clarinet

guest
Geff Leigh: Soprano Sax
Mongezi Feza: Trumpet
Phil Becque: Oscillator

メンバー多すぎます。
そりゃ、2つのバンドが合体したのだからしかたありません。

前作、無DesperateStraightsは、どちらかというとSlapp HappyのバックをHenry Cowが勤める、といった感じの曲が聞かれました。
が、このアルバムでは、スラップハッピー風の曲は、最初の1曲のみ。後はHenry Cowらしい曲になっています。

「Henry Cowらしい」といっても、初期のLegendやUnrestに比べて、おとが随分洗練されています。そして、深みがあります。
音楽を、浴練り上げるという方法論は、Slapp Happyが合流する事によってもたらされた、よい方向への変化ではないかと思います。

そして、なんといってもHenry Cowにとっての最大の収穫。もっとも大きなインパクトは、歌姫ダグマー・クラウゼを獲得した事ではないかと思います。

ダグマー・クラウゼの歌声は、あるときは人間離れした、スコーンと突き抜けるような透明感のある歌声。またあるときは、ドスのきいただみ声。でもなんといっても、その歌いぶりのドラマチックな事。曲が先か、歌声が先か、どちらから歩み寄ったのか、この時期のHenry Cowの音楽と、クラウゼ嬢のうたが、ぴったりと一致して新しいHenry Cowの世界を作り上げています。

1曲目「戦争」。戦争を生み出した女神(?)のストーリー。「満たされぬ心が、暴力を生み出す」と、ドイツ語訛り(というか、クラウゼはドイツ人だから)巻き舌で、まるでポップソングのように(まるで、SlappHappyのように)歌うかと思えば、
2曲目「野獣の心に棲みつき」では、ブレヒトの人民オペラかくありきと思わせるような、ドラマチックな歌唱力を見せつけ、
名曲「月のように美しく、軍旗はためく軍隊のように恐ろしく」では、これまたドラマチックに謳い上げているのですが、より神話的な透き通った歌声を聞かせてくれます。
ダグマー・クラウゼの歌を獲得した事により、Henry Cowは音楽的な幅と方向性を明確にすることができたのではないでしょうか。
滔々とうたうダグマークラウゼの歌声を聞くたびに、このアルバムが再発されてほんとうに良かったと思います。

もう一つのポイントは、戦うバンドとしてのHenry Cow。
Henry Cowのデビュー作は、当時の新興レーベル・ヴァージンからリリースされていました。
その後、ヴァージンレコードが、コマーシャリズムに向かい、売れるレコードしかリリースしないようになり、Henry Cowの靴下レコードは廃盤になってしまったそうです。
アルバムを作成したミュージシャン本人の意思が通じず、レコードが廃盤に成ってしまう事に疑問を感じたHenry Cowは、ミュージシャン自らの手でレコード販売をする方法を模索して、Recommendedレコードを設立した。と解説に書いてありました。

1stアルバムが「伝承」
2ndが「不安」
3rdがSlapp Happyとの合作「悲しみ一直線」
そして4作目が、この「学ぶ事への称賛」
ラストアルバムにあたる5枚目「Western Culture」では、西洋文明への批判。アルバムジャケットには、槌と鎌。
Henry Cowじたい、もともとが左翼思想に傾倒した学生バンドとして発生した、という話も聞いた事があります。
歌詞の内容を見ても、Henry Cowの向かおうとするところが、簡単に見てとる事ができます。
その傾向がもっとも分かりやすい形で表現されているのは、Western Cultureだと思います。西洋の都市文明にたいする批判的な未来像。そして、あのジャケット。

でも、Western Cultureは、言葉をもちません(体調をくずしたダグマーが脱退後に作成されています)
本作では、ダグマー・クラウゼという類いまれなる声の持ち主による、言葉の表現によって、Henry Cowの主張がもっとも説得力をもって表現されていると思います。

とは、いうものの・・・
クリス・カトラーは音楽そのものが政治的なメッセージだと言ったとか。
アルバムの裏ジャケットには「芸術は鏡ではない、それは槌である」というジョン=グリアソン(左翼系映画監督だそうです)の言葉。
なんとなく、わかる気はするのですが、でも、音楽をそこまで追いつめなくても良いんじゃないか、と思うわけです。
音楽って、もちろん、そういう主張もできるツールではあるのですが、だからといって、偏狭的になる必要もないのではないか、そう感じてしまいます。

特に、このアルバムの素晴らしい曲を聞いていると、henry Cow自体「自分たちは、こうあるべきだ」という「べき論」に縛られてしまったのではないかと思います。
もっと、自由に、伸び伸びと、ダグマー・クラウゼ+Henry Cowの音楽を聴きたかったな、って思います。




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4月8日

2007-04-09 02:50:59 | 庭の草花



4月8日。
統一地方選挙。
そして、花祭りでした。
だから撮って、特別な行事に参加したわけではありませんが・・・

昨日はまだ開き切らなかったチューリップ。
今日はあっという間に開いていました。








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昼の庭

2007-04-07 17:35:09 | 庭の草花

シャクナゲ


4月の庭(昼)の写真です。

まずは、もうずっと前から咲いているぼけの花です
ボケ

モクレン。まだ蕾がついていました。
モクレン

去年花がついたのに気がつかなかったハナスオウ。
ハナスオウ

我家の家紋カタバミも花がついていました。
カタバミ

シャガはドンドン増えて、ちょっとお邪魔系。
シャガ

お邪魔といえば、このはなもドンドン増えて、お邪魔になっています。
小さいうちはかわいいんですけど、おおきくなると雑草系。
名前わからないんです。
ムラサキケマン

名前がわからないといえば、この草も。
以前、朝日新聞の花のコラムで見かけたんですが、名前を忘れてしまいました。
ツタバウンラン

この草の花のアップ。どんどん増えるけど、かわいらしい花がつくし、グラウンドカバーとして程々の節度をもって延びているので、許しています。
ツタバウンラン

そして、春といえば・・・黄色






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夜の庭

2007-04-03 02:13:57 | 庭の草花

夜中の庭に、カメラを持ち出して見ました。
生憎の曇り空。
月光浴のようにはいきませんでした。


黄色のチューリップ。まだ白っぽく見えます。



奥にちょっと見える赤いチューリップ。



普通のスイセンの他に、この八重(?)のスイセン。
花が重くて、すぐに倒れてしまいます。
倒れないうちに切り花にして飾ります。
スイセンは、手入れしなくても毎年ちゃんときれいに咲いてくれます。
虫もつかず、手間いらずです。







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4月の庭

2007-04-02 03:23:19 | 庭の草花
先月から咲いているクリスマスローズ。
一つは紫、ひとつは黄緑。
いつのまにか、葉も伸びて、見事に花をつけていました。
クリスマスローズの花は下を向いてるので、なかなか良い写真がとれません・・・

忘れられた球根から発芽したヒヤシンス。
ツゲの木の下で、小さな花を咲かせていました。

その脇にはチューリップ。
茎がぐんぐん伸びて、もうすぐ花が開きそう。

気がついたらシャガが咲いていました。
シャガはもう殆ど雑草状態です。

モモは何日か前に花を1つだけつけて、もう葉が伸び始めています。
もうモモは咲かないのでしょうか。

その横のブルーべーリーは蕾が沢山。
去年は、咲かないうちに、蕾がみんな落ちてしまったので、今年は期待したいと思います。

紫色の木蓮が開き始めました。
剪定してやらないと、どんどん背が伸びてしまうのですが、この時期庭仕事していると花粉にやられて夜がきつくなります。
あちこちの木の枝がツンツン伸びているので、剪定したいのですが・・・

ジャスミンは、蕾を沢山つけています。
今年は沢山咲いてくれる事でしょう。
これは楽しみです。




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桜吹雪

2007-04-01 00:18:26 | 亭主独白
先程、物すごい風が吹いていました。窓から外を見ると雨。東京の桜は、この風で終わってしまうのか・・・

会社は、渋谷区の桜丘というところにあります。
渋谷駅の南側。小高い丘になっていて、駅から来ると桜丘。それを登って降りると鴬谷その先が代官山・・・となります。
昔は桜が沢山あったのでしょうか。
丘を登って降りる道が何本かあるのですが、そのうちの一つが桜並木になっています。

木曜日は、職場のみんなと、この桜を眺めながらの宴会。
ここ半年かけてやってきた仕事の最初の締めの作業がちょうど木曜日。個人的にはちょっと小さな中締め、といった感じ。
金曜は、その疲れためか朝起きられず、午前半休しての出社。

会社のビルの前にも何本か桜があります。
我々の居室は3階。
フロアに上がって、隣の居室を通過した奥が我々の作業部屋。
隣部屋からは、ちょうど咲きそろった桜が見えます。
毎年の事ですが今の時期から新緑の頃まで、目を楽しませてくれます。

ところが、ドアを開けて、我々の部屋に入ると桜が見えません。
去年の間では見えていたのですが、剪定されて背が低くなり、窓からは枝先が見える程度。

窓のブラインドをいっぱいに開けて作業をしていると、時々目の端に白いものが見えます。
風に吹かれて、桜の花びらが舞い飛んでいます。
今まで、寄り添って花として目を楽しませてくれていた花びらが、風に舞って今度は花吹雪として目を楽しませてくれます。
桜は散り際。
桜は散りゆく花の、はかなさと結びついていました。
でも、なぜか風に舞う花を見ていたら、なぜか今年は旅立ちのようなものを感じました。
花、から、花びらとして、
1年間の準備期間を終えて、
木に繋がれていた花びらは、風に乗って大空へと舞っていきます。
窓の外を飛び去る花びらを見ながら、そんな事を思っていました。




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