マイルスのワーナー移籍第一段が「Tutu」です。
Tutuというのは、南アフリカの人権運動家ツツ司教から命名されています。You're Under Arrestに続き、人権問題をテーマとして取り上げています。
ジャケットのモノクロ写真に、やられてしまいました。
内容は、プローデュースを買って出たマーカスミラーがベースを作り、マイルスがかぶせていくという作りだったそうです。マーカスミラーの「カラオケ」という印象もある事はあります。
最初に聴いたときには、アルバムジャケット同様モノクロームな印象を受けました。あらためて聴いてみると、どの曲もマイルスのトランペットがカッコいい。マイルスも、プロデスュース業から解放されたせいか、伸びやかに吹いています。曲としても、耳に残りやすい佳曲ぞろいだと思います。
サントラ「シエスタ」を挟んでの「オリジナル」アルバムが「Amandla」
この次に、「ディンゴ」「Doo-Bop」と続きますが、なんとなくこのアルバムがラストアルバムのような気がしてなりません。多分、僕もマイルスが亡くなった後に、このアルバムを買っているような気がします。
マーカス・ミラーのプロデュースということで、「Tutu」同様のエレクトリックファンク。ただしこちらは「カラオケ」ではなくて、スタジオセッションのようで、そのせいか音が華やかな感じがします。生き生きとしているというか、カラフルというか。ちょうど「Tutu」のジャケットと「Amandla」のジャケットの違いのような印象を受けます。
Amandla。この美しい響きを持った単語は、Zulu語で「我らに力を」という意味だそうです。アルバムタイトル曲「Amandla」を聴いていると、心の底から力が解放されて、空に向かって希望が広がっていくように感じます。
一番最近購入したマイルスが「Live around the world」です。
「In a silent way」から始まるこのアルバム、88年から91年までの世界各地のライブをまとめたアルバムです。収録曲は有名どころで、お買い得。
1.In A Silent Way
2.Intruder
3.New Blues
4.Human Nature
5.Mr. Pastorius
6.Amandla
7.Wrinkle
8.Tutu
9.Full Nelson
10.Time After Time
11.Hannibal
ライブ音源の寄せ集めという感じではなく、オープニングのIn a silent wayからアンコールのHannibalまで一つのステージのような構成になっています。
Hannibalの録音が、91年8月25日。この約1ヶ月後にマイルスは他界します。
iPodでマイルスの曲をランダムに聴いていたときに、この曲に行き当たりました。その時に、この曲そのものが、まるで何かの事件かのように語りかけてきました。ジャズを作り上げ、破壊し、電化する事によって全く新しい音楽分野を作り出してしまったマイルス・デイビスの宇宙は、失われてしまいました。
でも、マイルスが残した沢山のアルバムから、その宇宙をかいま見る事ができます。巨大な宇宙なので、沢山の努力が必要だと思います。でも、ここ何ヶ月か電化マイルスを追ってみて、それが楽しい作業だと気付きました。
次は、ビッチェズ・ブリューへ至った道のりを探ってみようかなと思っています。
Tutuというのは、南アフリカの人権運動家ツツ司教から命名されています。You're Under Arrestに続き、人権問題をテーマとして取り上げています。
ジャケットのモノクロ写真に、やられてしまいました。
内容は、プローデュースを買って出たマーカスミラーがベースを作り、マイルスがかぶせていくという作りだったそうです。マーカスミラーの「カラオケ」という印象もある事はあります。
最初に聴いたときには、アルバムジャケット同様モノクロームな印象を受けました。あらためて聴いてみると、どの曲もマイルスのトランペットがカッコいい。マイルスも、プロデスュース業から解放されたせいか、伸びやかに吹いています。曲としても、耳に残りやすい佳曲ぞろいだと思います。
サントラ「シエスタ」を挟んでの「オリジナル」アルバムが「Amandla」
この次に、「ディンゴ」「Doo-Bop」と続きますが、なんとなくこのアルバムがラストアルバムのような気がしてなりません。多分、僕もマイルスが亡くなった後に、このアルバムを買っているような気がします。
マーカス・ミラーのプロデュースということで、「Tutu」同様のエレクトリックファンク。ただしこちらは「カラオケ」ではなくて、スタジオセッションのようで、そのせいか音が華やかな感じがします。生き生きとしているというか、カラフルというか。ちょうど「Tutu」のジャケットと「Amandla」のジャケットの違いのような印象を受けます。
Amandla。この美しい響きを持った単語は、Zulu語で「我らに力を」という意味だそうです。アルバムタイトル曲「Amandla」を聴いていると、心の底から力が解放されて、空に向かって希望が広がっていくように感じます。
一番最近購入したマイルスが「Live around the world」です。
「In a silent way」から始まるこのアルバム、88年から91年までの世界各地のライブをまとめたアルバムです。収録曲は有名どころで、お買い得。
1.In A Silent Way
2.Intruder
3.New Blues
4.Human Nature
5.Mr. Pastorius
6.Amandla
7.Wrinkle
8.Tutu
9.Full Nelson
10.Time After Time
11.Hannibal
ライブ音源の寄せ集めという感じではなく、オープニングのIn a silent wayからアンコールのHannibalまで一つのステージのような構成になっています。
Hannibalの録音が、91年8月25日。この約1ヶ月後にマイルスは他界します。
iPodでマイルスの曲をランダムに聴いていたときに、この曲に行き当たりました。その時に、この曲そのものが、まるで何かの事件かのように語りかけてきました。ジャズを作り上げ、破壊し、電化する事によって全く新しい音楽分野を作り出してしまったマイルス・デイビスの宇宙は、失われてしまいました。
でも、マイルスが残した沢山のアルバムから、その宇宙をかいま見る事ができます。巨大な宇宙なので、沢山の努力が必要だと思います。でも、ここ何ヶ月か電化マイルスを追ってみて、それが楽しい作業だと気付きました。
次は、ビッチェズ・ブリューへ至った道のりを探ってみようかなと思っています。
ひろさんのブログ拝見しました。
12月25日の「ポトフもどき」私も良く作ります。
残りご飯いれた、リゾットもどきも。